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工房の主、実はディスクドッグプレイヤー(3ページ目)

『犬に関わるお仕事拝見シリーズ』の第2回目。今では犬グッズもいろいろありますが、サンドブラストもこれまた魅力ある工芸品です。主にガラス製品を扱う工房のオーナーさん、実は別の世界でも大活躍なのです。

大塚 良重

大塚 良重

犬 ガイド

犬専門ライター歴25年以上。1頭の犬との出会いが人生を変える。愛犬への感謝を胸に、ライターへと転身した後、犬専門月刊誌や新聞での連載や、取材記事、書籍、一般雑誌、web等で執筆。特に犬の介護、シニア犬、ペットロスはライフワークテーマで、「犬と人との関係」に最もアンテナが動く。信条は、“犬こそソウルメイト”。

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上位入賞!

小川さん&タイガー君(ボーダー・コリー、2歳、♂)
お台場での犬イベントで、お仲間達と華麗なフリースタイルを披露。
セミナーに通い始めてから一年後、小川さんとチップちゃんは上位入賞ができるまでに実力を上げていきました。チップちゃん3歳の時には初優勝を果たしています。その後、同じボーダー・コリーのパット君が加わり、持ち前の、チップちゃん以上という集中力と作業欲を生かして1歳を迎える前に早くも入賞。以来、獲得したトロフィーは20~30ヶはあるはすだと。

2001年には、『N.P.A』傘下のリージョナルクラブとして『MPDC(Majestic Performance Dog Club)』を結成し、その代表を務めていらっしゃいます。クラブ員は20家族ほど。互いの親睦をはかりながら、“これからディスクドッグを始めたいという人達の足がかり的なクラブになりたい”という想いの下にクラブ運営をしています。

トレーニングのポイント

見事なキャッチ!
「たった一枚のディスクから犬との世界が無限大に広がるのがこの競技の魅力」だと。
ここで、小川さんにディスクドッグのトレーニングをする際のポイントについてお聞きしてみました。

「まず、トレーニングを始める前には体をほぐす意味でストレッチをしています。脚を伸ばしたり、軽くマッサージをしたり、そんな感じですが。特にボルト系(写真のようにハンドラーとなる人間の背中や胸などを踏み台にしてディスクをキャッチする技の総称。体の場所によってバック・ボルト、チェスト・ボルトなどいろいろある)では、足先がセイフティに着地できるようにディスクをトスしてあげることが大切です。それからトレーニングのやり過ぎは禁物。犬の集中力が切れる前にトレーニングを切り上げるようにした方がいいですね」

ディスク競技では、かなり筋肉や関節を駆使することにもなるので、日頃からのケアが何より大切だということです。体調管理はもちろん、食事内容、犬のメンタル面など、総合的にケアしてあげる必要があるでしょう。

しかし、これはなにもスポーツドッグに限ったことではありません。普通の家庭犬として暮らしている子も同じこと。その延長線上にスポーツドッグがあるのです。

次のページでは、今後の目標などについて。
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