ディスクドッグというスポーツとの出会い
ワインボトルに名前やメッセージをエッチングして、特別な日の記念品、またプレゼントに。 |
10年前にはバーディという名のゴールデン・レトリーバーと暮らしていた小川さん。早速一緒にディスクを楽しんでみようかと思ったのですが、当のバーディちゃんにとっては魅力ある遊びではなかったようです。
「それまで旅行とかはよく行ってましたが、いわゆる観光というやつ。もっと犬と一緒に何かを楽しみたいと思っていた頃でした。バーディとやれたら最高だったんですが、これがダメでね(笑)」(小川さん)
その後、縁あってボーダー・コリーのチップちゃんがやって来ます。バーディちゃんが癒し系なら、チップちゃんは作業欲の塊。母親代わりになって甲斐甲斐しくチップちゃんの世話をやくバーディちゃんも含めて、この頃から小川さんは『N.P.A』というディスクドッグ競技団体が開催するセミナーに通い始めるようになります。
デビュー戦では脱走……
ランタンのグローブ(ホヤ)にもエッチングが可能。アウトドア好きにはお勧めの一品。 |
「競技中にウンチはするし、脱走はするしで散々でした(笑)。自分も緊張しまくりで、それがチップにも伝わってしまったんでしょうね。タイミングも段々噛みあわなくなってきて。一旦は諦めかけたんですが、MCに励まされてなんとか続けることはできました。しかし、タイムアウト」
続けて、小川さんはこうおっしゃいます。
「これをきっかけに、普段からの犬との接し方に気をつけるようになりました。自分が犬に求め過ぎていたということを気づかせてくれて、反省もしましたね。それまではディスクを見せると目の色が変わるくらいチップがやりたがることもあって、練習も毎日のようにやっていたんですが、それじゃダメなんだということも教えてもらいました。それでは疲労にもつながりますし、集中力と楽しさを持続させるためにも適度な練習であることが必要ですから」
徐々に力をつけていく小川さん&チップペアの話は次のページに続きます。