ドはDogのド、ムはMusicのム

肉屋さんだったことを偲ばせる冷凍庫跡が目を引く

昨年12月、犬といっしょに音楽を楽しめる小さなカフェが世田谷公園近くの交差点にできました。その名は「ドムカ デザイン」。オーナーの四島さんが、「自分の好きなものである犬・音楽・喫茶をひとつにまとめたお店」と言うように、Dog、Music、Cafeの頭文字から付けた名前だそうです。

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心やすらぐ手書きの看板
オーナーの四島雅広さんは、CD製作のお仕事に関わってきた人ですが、長年の夢だった犬を飼ってからは「この子と一緒にいられる仕事がしたい」と思うようになり、本格的に独立→カフェ開業を考えるようになったそうです。
「犬と音楽と喫茶、この3つがそろったリラックス空間をつくりたかったんです。家族の一員であり大切なパートナーである犬たちと一緒に、好きな音楽を聴きながら美味しい食事やお茶を楽しむ空間を提供していきたいと。音楽関係の仕事をしてきたので、ほんとはライブができるようなスペースにしたかったんですが、資金的に無理だったので、小さくてもいいからとりあえず始めることにしました」(四島さん)

手作り感覚の隠れ家的なお店

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CDジャケットのデザインが
店内のインテリアの一部に
なるほど、たしかに「ドムカ」は奥行きが3メートルもない小さなカフェ。テーブル席が3つという、9坪のお店です。入ってすぐの正面には、デザインに造詣のある四島さんが選んだお気に入りのカラーやアクセサリー類を展示する棚、一段上がった奥の右手がテーブル席、左が厨房になっています。厨房とテーブル席の双方の壁際には、四島さんがプロデュースしたCDの数々がコメント付きで並べられています。あちこちに貼ってある店名を見ると「ドムカデザイン」となっていますが、ここはそうしたオリジナルデザインを展示する四島さんの“表現”の場でもあるということです。

「ここはもとお肉屋さんだったんですけど、不動産屋さんに出る前の内装もそのままの状態の時にたまたま張り紙を見つけて即決めちゃったんです。そこでお肉の冷凍庫だった場所の白タイルの壁など、おもしろいものはそのまま残して、デザインもインテリアもほとんど自分たちの手作りでつくっちゃいました」(四島さん)
四島さんは「地域密着型の隠れ家的でありたい」と言われてましたが、どこかレトロっぽい雰囲気といい、手作りのやわらかさといい、犬と一緒にいてよけいな緊張を強いられない隠れ家的な店というのは、まさにわたし自身の正直な印象ですね。

誰にでもフレンドリーな看板犬のかえでちゃん

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こんな顔だけどヤングギャルよ
さて、カフェ・ドムカの看板犬は、ブルドッグのかえでちゃん(生後9カ月 ♀)。天気のいい日は、外の道路際にいて、お客さんの呼び込みを担当しています。顔はちょっとこわいけど、性格はめちゃくちゃフレンドリーです。「そばに来て、来て!」と短いシッポをふりふり、愛嬌を振りまいてくれます。特有の強面も、慣れてくるとほんとにかわいい~!四島さんが「ハマってしまった」気持ちもわかります。
店内は狭いですが、床にやわらかい古木が使ってあり、テーブルが低いため犬との距離がなく、とても安心感があります。かえでちゃんがいるからでしょうか、フレンチブルドッグやボストンテリア連れのお客様が多いですが、もちろんどんなワンちゃんでもOK。かえでちゃんも、喜んで出迎えてくれますよ。

-->>次は音楽の「ム」とカフェの「カ」に迫ります