生まれ変わったペットショップの老舗
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そんな老舗のペットショップが2003年11月にリニューアルし、ペットサロン「VERONIQUE(ヴェロニカ)」として新しくスタートされたと聞いて、じっさいにリニューアルの指揮を執られたディレクターの下薗里英さんにお会いして話をうかがうことにしました。
なんとここは彼女のおじいさんの代から36年もの間、いわゆる普通のペットショップでした。36年前といえば、犬がまだペットではなく番犬として飼われていた時代。本当の老舗ですね。下園さんはまさにこの店に隣接する家で生まれ育った生粋の代官山っ子というわけです。
そんな下園さんは、一度は犬と関係のない仕事に就かれていましたが、やはり心のどこかに「いつか犬の仕事を」という思いがあり、叔父さんにあたる青山ケンネル(青山通りの方)の吉澤社長のもとで犬に関する専門知識を学び直して、新しい形のペットサロンを開くことにしました。
健康で美しく、しあわせな犬との生活をバックアップ
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また、仔犬を買っていただいたら終わりというのではなく、その子と飼い主さんとは長くヴェロニカのお客様としておつきあいしていきたいとの考えから、グルーミング&トリミングサロンも併設。いつまでも美しく健康な犬でいられるよう、アドバイスやサービスを行っていくことにしました。
さらに建物の中にはペットホテルも併設されており、そこでは預かった子の性格や体調などをきちんと把握した上で、できるだけ普段と変わらない生活サイクルを再現してストレスのかからない環境づくりをされているとか。心身ともに預けられた時点と同じ状態で飼い主さんにお返しすることをモットーにしているそうです。トリミングにしても、ペットホテルにしても、根っから犬好きなオーナーが経営するところだと本当に安心できますよね。
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店内を見渡すと、カラーやリードなどのグッズ類をはじめ、シャンプーなどのケア用品、フードやサプリメントなどにも、彼女ならではのこだわりとセンスが光っています。とくにフードは、有機農法でつくられた純国産の食材を使ったオリジナルのドライフードに缶詰という熱の入れよう。自信を持っておすすめできる一品だそうです。
「いま一番熱意を持って取り組んでいるのが食べ物ですね。オリジナルフードの『エクセレンス』は、人間の食肉用の国産牛、お野菜や穀類も有機農法や減農薬のものを使ってつくりました。いずれも生産者の身元までわかる確かな材料ばかりです。オリジナルフードの他に厳選した国内外のフードやサプリメントもご紹介しています」(下園さん)
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資生堂と共同で開発したという缶詰