逆転の発想「plume dogs」 ★飼い主も一緒に使える 「トリートメントシャンプー&リンス」 さて、もうひとつのシャンプーは「plume dogs」。 こちらの特徴は、最近の常識の逆をゆく、石けんベースで作られた「弱アルカリ性」シャンプーであること。テレビなどで宣伝している人間用のボディシャンプーはみんな「弱酸性」を謳い文句にしてますよね。ではどうして、犬のシャンプーに弱アルカリ性がいいのでしょう? 「plume dogs」をつくっているプルーム社によりますと、犬を洗うには2つのポイントが重要なのだそうです。 その2つとは、 ●皮脂の汚れを確実に落とすには、弱アルカリ性の方がよい ●しっかり洗ったあとに、弱酸性のリンスで皮膚とヘアを整える 解説書によれば、弱酸性のものでは皮脂の汚れが完全には落ちず、トラブルの原因になることもあるそうで、こと「汚れを落とす」という点に限って言えば弱アルカリ性の方が断然よいのだとか。しかし皮膚のケアのことがあるので、栄養分をたっぷり含ませた弱酸性のリンスで、シャンプー後のケアをするのが理想的というわけです。 海洋深層水&フラワーエッセンス! さらにこの「plume dogs」の特徴としてあげられているのが次の2つ。 ●イオン化された海洋深層水の使用 ●フラワーエッセンスの配合 イオン化されている水には、洗浄力がアップされるうえ、浸透力・殺菌力が増すため洗浄剤や界面活性剤を使わなくても汚れが落ちやすくなるのだとか。また海洋深層水には、細胞の代謝を促進するミネラル分が多く含まれているため犬の皮膚によい作用があるそうです。 フラワーエッセンスの方は「癒し系」として知られる花療法を利用したもので、ストレスを軽減し気分を落ち着かせる要素として、クラブアップルやファイブフラワーなどが使われているそうです。ですが、うちのシャンプー嫌いのアッシュはいつもどおりの反応でしたから、効果のほどは残念ながらわかりませんでした。 愛犬と一緒にバスタイム? 使用感はと言うと、クリーミーな泡立ちで、たしかに洗い上がりはふわふわとしたやさしい感触。うちの犬たちに日頃使っているシャンプーもやはりそれなりに厳選したものですから、それほど大きな差が出た印象はありませんが、乾燥しすぎるなど、「弱アルカリ性」に抱いていた皮膚へのダメージはまったくありませんでした(本当はもっと普通のシャンプーとの比較実験をしないといけないのでしょう)。 シャンプー+リンスという組み合わせで使うことが前提ですから、ひと手間増えることは確かですが、それもしっかりした理由があれば納得できますよね。 犬は人間のように毎日洗うわけではありませんが、この「plume dogs」は「毎日洗っても大丈夫!」とプルーム社では言っています。そして「どうぞ、飼い主さんも一緒にお使いください」とも!いくら犬で試してみても、彼ら自身がどう感じているかはわかりませんから、私たち人間が直接使ってみて、その感じで使用するかどうか決めるというのもいいかも知れません(動物実験の逆?)。 進化する犬のシャンプー。こうしたすぐれものがどんどん出てきて、飼い主が自由に選べるようになるというのは、じつに歓迎すべきことですよね。 なお「plume dogs」の売り上げの一部は、NPO法人・日本補助犬協会に寄付されているそうです。 ■有限会社プルーム http://www.plumebeauty.com/dogs/ 東京都渋谷区東3-6-22-210 TEL:03-3406-8448【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで犬用のペットグッズをチェック!楽天市場でペット用品をチェック!前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。