食べ物と並んで慎重に選びたいのがケア用品。最近は一年を通して皮膚トラブルのために動物病院に通っている子が増えているようです。
そこで、今回サンプルをいただいた2つのメーカーさんのシャンプーをうちのアッシュたちで試してみました。それぞれの商品のコンセプトと使用感などユーザーとしての率直な感想をご報告しますね。
アロマをベースにした「tuturu dog」
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★5種類の香りが楽しめる
「ドッグアロマシャンプー」
ハーブと言えば、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなど英語圏の国のものが主流ですが、試してみたのは「tuturu dog」が紹介している「ドッグアロマシャンプー」というニュージーランド産のハーブを使ったシャンプーです。
「tuturu dog」(在ニュージーランド)は、ノミよけ用のアロマオイルやハーブエキスなども扱っていますが、主力はこのドッグアロマシャンプーのようです。ちなみに「tuturu」というのは、ニュージーランドの先住民族マオリの言葉で「自然な」という意味だとか。
内容的には、オリーブオイルとココナッツオイルをベースに、アロマセラピーの原理を取り入れてつくられた天然成分のみのシャンプーで、ペット用シャンプーに使われることの多いアルコールや石油系化学製品、硫酸塩、洗浄剤、動物性成分、乳化剤、人工着色料、人口香料などはまったく使われていないそうです。
これがもたらすメリットというのは、洗われるという前提でできていない犬たちの敏感な皮膚にもやさしく、洗う側の人の手にもやさしい、というわけですね。
自然派シャンプーは泡が立たない?
ラインナップは5種。ラベンダーの香りの「スージー(Suzie)」、ローズゼラニウムの「シーバ(Sheba)」、ペパーミント&ティーツリーの「ポーラ(Pola)」、シナモン&ティーツリーの「ベンジャミン(Benjamin)」、そしてレモングラス&ティーツリーの「タンブルズ(Tumbles)」から成っています。このうち、わたしがうちのアッシュ&ハービーに試してみたのは「タンブルズ」をのぞく4種類。
全体的な感想としては以下のようなものでした。
●あまり泡が立たない(豊かな泡立ちが好みの方にはもの足りないかも)
●洗い上がりはギシッとした硬い感じだが、乾かすとフンワリしてくる
●香りによっては2~3日持続する
●体臭が少なくなり、汚れがつきにくくなった気がする
泡が立たないというのは、あくまでも合成シャンプーにくらべてという意味ですが、スポンジにふくませて使うとよく泡立つようです。本当に天然のものを使うというのはこういうことなのでしょう(「泡立ちがよい」とか「香りが強い」というのは、なにか化学的な操作がされているからかも知れません)。
ハーブ本来の効用は?
ちなみに「tuturu dog」では、この5種の香りをシーズンや性別などで使い分けることをアドバイスしています。たとえば涼しげなペパーミントの「ポーラ」は夏、スパイシーなシナモンの「ベンジャミン」は男の子におすすめ!だそうです。また、ハーブ本来の効用として一般的に言われているのは、
●ラベンダー =防虫、殺菌、抗菌、抗炎、鎮痛
●ローズゼラニウム =殺菌、抗菌、抗炎、鎮痛、防虫
●ペパーミント =抗菌
●ティーツリー =殺菌、抗菌、抗炎、鎮痛
●シナモン =殺菌
●レモングラス =防虫
シャンプーをしたからといって、即これらの効果があるとは言えないと思いますが、地表近くを裸足で散歩したり、土のある公園に行ったりする犬たちにとっては、少しでも抗菌や防虫作用のあるものを使いたいものですし、どこかにキズを抱えている犬には抗炎・鎮痛作用のあるものでシャンプーしてあげた方がよりいいことに違いはありません。
ご興味のある方は、一度メールしてくわしくお聞きになってみてはいかがでしょう?
なお「tuturu dog」の売り上げの一部は、ニュージーランド動物愛護協会、ニュージーランド盲導犬協会に寄付されているそうです。
■tuturu dog
http://www.tuturudog.net
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