ポチの話 第1話
監督:犬童一心 脚本:佐藤信介
中村少年は空き地でうすよごれたボールをくわえて離さない柴犬と出会います。彼は少ない小遣いで買ったあんこパンを犬に与え、ふたりは友だちになります。孤独な少年と捨て犬ポチとの心あたたまるふれあい、パン屋さんの少女との小さな初恋、そしてポチの長い旅の始まり、などがまるで紙芝居のように淡々と描かれていきます。
恋の行方
監督・脚本:佐藤信介
クシャクシャのパグの対比がおかしい!
最後には二重にオチがあって笑える話なのですが、最近のディズニー映画などに見るCGに慣れきった目には、ちょっと地味な感じに写るかも…ですね。
ポチの話 第2話
監督:犬童一心 脚本:佐藤信介
ポチが不仲になったふたりのヨリを戻すのに、どう一役買うかが見物です。少年が書いたボールの「ポチ」の文字がどんどん汚れていくことで、年月が経っていることがわかります。
バウリンガル
監督:永井聡 脚本:山田慶太
ですが本当の開発ストーリーではありません。昔から自分だけが犬に吠えられる男は、犬たちが自分に何を言おうとしているのかを知ろうと研究を重ね、ついに犬語翻訳機なるものを開発するのに成功しました。そしてついにその成果が試されるときが……。犬たちが彼に何を伝えようとしていたのか?それがお話のオチになっています。
ポチの話 第3話
監督:犬童一心 脚本:佐藤信介
ポチの話 第4話
監督:犬童一心 脚本:佐藤信介
その夜、ホテルに帰った青年の部屋になにかの「気配」がやって来ます。それの正体は? ここからはもう目がウルウルで、ちゃんとスクリーンが見ていられません!
犬のアニメ2
監督:黒田昌郎 脚本:山田慶太
これはビックリ! これは動物愛護センターとパピーミルのことを揶揄しているわけですね。アニメと言ってもバカにしちゃいけない。そこにはしっかり社会的なメッセージと警告が打ち出されていました。
クライマックス
監督:真田敦 脚本:山田慶太
『いぬのえいが』最後の一編は、その真田さんが絶対泣かせてやるぞという意図で撮られた長い長いCMです。ああ、これは泣かされてしまう。そう思ったときにはもう遅いです。乾いたハンカチを片目ずつ2枚、ご用意ください。
いかがでしょうか?『いぬのえいが』。犬好きなあなたなら、プロデューサー一瀬隆重さんの仕掛けにまんまとはまってしまうのも悪くはないですよ。え、もうすっかり観る気ですって? わたしも、もう一度劇場で観てみようかななんて思っています。公開は3月、それまで「おあずけ」ね!
■『いぬのえいが』オフィシャルサイト
配給:ザナドゥー
宣伝:ファントム・フィルム
監督:犬童一心/黒田昌郎/称津哲久/黒田秀樹/佐藤信介/永井聡/真田敦
出演:中村獅童/伊東美咲/宮崎あおい/小西真奈美/佐藤隆太/乙葉/荒川良々
川平慈英/佐野史郎/渡辺えり子/天海祐希
□ガイドおすすめの犬映画 パート1
□ガイドおすすめの犬映画 パート2