フィオーレの森の恵み
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「フィオーレの森」ってなに?と言われる人もおられると思いますが、ここは古くからある井戸の霊水を大切に守っていこうという声に賛同した人たちが集まってできた一種のサンクチュアリ〈聖域〉。
コウノトリが安心して巣作りができるような安らぎと環境を残していこうというのが主旨なだけあって、緑に囲まれたエリア内に公園や広場、環境に合わせた美しい建物(お店やマンション)が集まってひとつの“調和”をつくりだしています。「オーベルジュ ドゥ ルナロッサ」は、この場所のちょうど入り口にあたるリラ館にあるフレンチレストランです。
オープンテラスで極上のワイン
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森の坂道を歩き、公園で犬とたわむれたあとお店に直行。風が吹き抜けるオープンテラスのすずしい場所を確保しました。「お待ちしておりました」とのスタッフの方の手には犬用の水を入れた器。ここのお水って、たしか井戸水? それだけでもおいしそうです。
また、お店は森のエントランスがわりともいえる広場に面していますが、そこは緑豊かな木々や草花に囲まれていてまるでヨーロッパのどこかの町の広場のよう。その空気感だけでもウキウキしてきますね。
夏の午後、ヨーロッパ風の広場に面したオープンテラスで愛犬と冷えたワイン! ちょっと極上の気分ではないでしょうか。ここが溝の口であることを忘れてしまいます。
有機野菜のサラダはトレ・ビアン!
お店の説明によると、「オーベルジュ ドゥ ルナロッサ」では店の裏に完全無農薬の畑を所有していて、そこで採れた有機野菜をお料理に取り入れているのだとか。おいしい水に健康的なメニュー。暑さを忘れて急に食欲が出てきました。
それではこの日いただいたお料理をご紹介することにしましょう。
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有機野菜の「トマトサラダスペシャル」と「フォラグラのサラダ」
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「あさりと新玉ねぎのスープ」は
爽やかな甘さが口いっぱいに広がります。
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鴨のもも肉のコンフィマスタード風味と
かれいのムニエル
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