感じたドッグショーに起きつつある変化
ですが会場内はむんむんの人いきれと熱気があふれていました。なぜかって、ここ1、2年の大きなドッグショーはほんとに盛況。ものすごい人出なんですよ。だけど10年来ドッグショーを見続けてきたわたしとしては、同じ人出にもちょっとした変化を感じます。
★ショーイングを終えたノーフォークテリアとジャックラッセルテリア |
それは10年前といまではドッグショーに来ている人たちの顔ぶれが違うということ。
むかしはドッグショーというと、会場に来ているのはほとんどがプロのハンドラーとエントリー犬のオーナーや大会関係者。もちろん犬好きの見物客がいなかったわけではありませんが、それとてただの見物ではなく、知り合いが出陳していたり近い将来ショーに出す犬を買おうと考えている人たちだったように思います。ところがいま会場を埋め尽くしているのは、ほとんどが見物客の人たち。エンターテインメントとしてショーを楽しもうという人たちなんですね。
もちろんドッグショー会場に来れば、いろんな犬種のスタンダードを見ることもできるし、自分たちの犬種仲間たちとも会える。会場の外ではちょっとしたミニオフ会があちこちで開かれています。それに各地の大きなドッグショーではバラエティに富んだ犬グッズのショップも出店していますから、町中のペットショップでは扱っていないようなめずらしいアイテムや掘り出し物を見つけるのも楽しみです。
★今大人気のチワワと流線型のボディが美しいグレーハウンド |
またこれから犬を飼おうと考えている方にとって、ショー会場は最適の場所だと思います。いろいろな犬種のスタンダードが見られることはもちろん、気に入った個体のブリーダーさんに会うことができますし、エントリー犬だけでなくいろいろな犬種を連れた飼い主さんたちが訪れていますから、その方々にその犬種の性格や特徴、長所や短所を聞くこともできるんですね。
私の経験では、ほとんどの方たちが気軽にそして丁寧に答えてくれると思います。もちろんブリーダーの方々も教えてはくれますが、ショーイングのスタンバイなどで忙しかったりする場合もありますし、その犬種への思いが強いためか、ともすると良いところばかりを強調してすすめる方も中にはいるようです。ですからお目当ての犬の飼い主さんから情報を入手することもおすすめですよ。