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カフェに行こう自由が丘編

最近、自由が丘でも休日になると犬連れの人たちを多く見かけるようになり、それにつれて犬連れOKのカフェもしだいに増えてきました。今回は小型犬なら店内もOKのカフェをご紹介します。

執筆者:坂本 光里

ようやく生まれた犬連れOKの流れを
大きくしていくのは飼い主の意識!




自由が丘の遊歩道に面した「SODA Cafe」は、今年8月にオープンしたばかり。 あれ、こんなところにという意外さが魅力です。エントランスは1F、店内は階段を降りた半地下になるのですが、外からの光が店内に射し込み、とても柔らかな明るさを生み出しています。インテリアのコンセプトは昭和初期。店長の曽田さんいわく、「新しい中にもどこか懐かしい空気が漂うような、落ち着いたイメージを出したかった」そうです。たしかに置いてあるテーブルや椅子も、止まり木のようなカウンターも、オールド・モダンという感じです。

オープンは13:00とちょっと遅めですが、そのかわりランチタイムがなんと、17:00までという度量の広さ。遅めのお昼をゆったりと楽しむことができます。
ランチメニューは「Past Set」「Sandwich set」「SODA set」の3種類で、サラダ、パンにデザートのジェラートがついて\900~\1.000と手頃。おすすめしたいのはここのケーキ、すべてパティシエの手づくりです。いちごのショート、タルトタタン(リンゴのタルト)、シュークリーム、ノエル(チョコレートケーキ)がこの日のショーウィンドウを飾っていました。
ここは小・中型犬までの犬なら室内までOKとのこと。
曽田さんはパリに住んでいたときにカフェにいるおとなしい犬たちを見ていて、お店ではオープン時から当たり前のように犬同伴を受け入れる気持ちでした。
ところがところが…日本の犬連れのお客さんは、パリの飼い主さんたちとはちょっと違っていたと言います。
「平気で椅子の上に乗せたり、テーブルの食べ物をあげたりする。あれあれ、それはちょっと違うんじゃないかと…。少しならまだしもあまり堂々とされると他のお客さまにも迷惑になりますしね」(曽田さん)

「SODA Cafe」だけでなく、最初は犬連れに寛大だったお店をそうでなくしてしまうのは私たち飼い主のマナーによることが多いようです。もちろん犬が苦手なお客さんだっているわけですから、まわりへの心くばりを忘れないようにしないと、せっかく犬連れOKのお店が増えてきてもいつのまにか制約だらけの利用になってしまうかも…。気を付けたいものです。
またここは住宅街に隣接しているとても静かな場所なので、曽田さん自身オープン前から近隣の人々に受け入れられるカフェでありたいと努力したそうです。だからあまり吠えちゃう子は難しいかもしれませんね。


オーナーの曽田さんは言います。
「最近はカフェブームでたくさんの店がオープンしてますよね。だけどカフェという概念が曖昧なので、意外と誰でも出来ちゃったりするし、どちらかというと空間重視のところが多い。でも僕は飲食店だったらやっぱり食にこだわりたい。だからうちでは腕のいいシェフとパティシェがいて、きちんとした料理を出していける店でありたいといつも思っているんです。オープンしてまだ3カ月、まだまだ試行錯誤の段階なのでいいと思うものはどんどん取り入れて、よくない点は改善していくつもりです」
いつまでも犬OKであり続けてほしい「SODA Cafe」。誰もが愛犬と心ゆくまで楽しめる“場”にするためにマナーだけは忘れないようにしましょうね。
 

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