離婚/離婚を決意する前に

離婚の種類別メリット・デメリットとは?(3ページ目)

離婚には大きく分けて協議、調停(+審判)、裁判(+和解)という種類があります。これらは一長一短、メリット・デメリットがあります。離婚のケースによってどの方法がベストかよく考えて選ぶとよいでしょう。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

裁判離婚のメリット・デメリットとは?

子ども
養育費は高校卒業までか二十歳までか大学卒業までのケースが
調停離婚が成立せず、どうにもならない状態となれば、もちろんする・しないは自由ですが、解決したいなら裁判によって離婚をするしかならなくなります。

■裁判離婚のメリット
  • 弁護士(依頼した場合)が動いてくれる
  • 途中で和解(話し合い)という解決(和解離婚)も提示してくれる
  • 必ず決着する
  • 判決には強制力がある

■裁判離婚のデメリット
  • 弁護士を依頼する場合がほとんどなので高額の費用と成功報酬がかかる
  • 時間がかかる
    (調停前置主義でまずは調停から始まるので決着まで長期に及ぶ)
  • 精神的に疲弊する
  • 法定離婚事由が必要となる
  • 法定離婚事由を証明する証拠が必要となる
  • 納得できる判決がでるとは限らない

自分の離婚のケースに最適な方法を選ぶ!

協議離婚、調停離婚、裁判離婚、どれをとってもメリット・デメリットがあります。そして、離婚のケースや離婚する相手によって、どの方法で離婚するのが最も自分にとってメリットが大きいのか?これもしっかりみきわめなければいけません。

調停に持ち込んだら、相場の額しかとれなくなるので弁護士をたてた上で協議離婚するのが最適なケースだったのに、弁護士費用を節約して自分で調停を申し立てたために相場の慰謝料・財産分与しかとれなかった例がありました。

反対に相手に支払い能力もないのに、弁護士を立てて調停~裁判までやり結局経費を差し引いたらプラスマイナスゼロになってしまったという例もあります。離婚の種類によっても解決の結果はまったく違ってきますので、よくよく作戦を練ってから動き出すことをお勧めします!


【関連リンク】
相手を逆上させない離婚話の切り出し方
いざ離婚!よい弁護士をみつける方法
離婚慰謝料と養育費をしっかりもらうコツ

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