離婚/離婚を決意する前に

事実婚のメリット&デメリットとは?(2ページ目)

カップルが入籍せずに事実上の結婚生活を送るのが「事実婚」。現代、この事実婚を選ぶカップルは増えていますが、メリットもあればデメリットもあります。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

事実婚のデメリットとは?

事実婚
私たちらしくあるために、事実婚を選びました
では、事実婚にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

■事実婚のデメリット
  • 親や周囲の理解を得るのが大変
  • 携帯電話の家族割引が利用できない場合がある
  • 社会的信用を得にくい
  • 税金の配偶者控除を受けられない
  • 子どもが非嫡出子になる
  • 家族だが親子の姓が統一されない
  • 事実婚であることの説明が煩わしい
  • 夫婦間で相続権がない
  • 遺言により相続できても相続税がかかる
  • 生命保険の受取人に指定するのが困難

子どもを持つとなると事実婚を貫くのは難しい

デメリットもこれだけある事実婚。特に子どもが生まれると、子どもは非嫡出子となり認知の手続きが必要となります。これを避けるため、子どもができると法律婚に切り替えるカップルが多いのです。相続他金銭面では不利な案件が多いことはいえます。事実婚は全面的に法的保護があるわけではないので、自由な選択をした分あとは自己責任という部分はあるのです。

とはいえ、結婚のカタチ、夫婦のカタチは、今後ますます多様化し、事実婚カップルも増えていくことが予想されます。事実婚にはメリットもデメリットもありますが、法律婚よりも事実婚のほうが、自分たちらしく幸せに生きられるというなら、それもアリなのではないでしょうか。

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