事実婚のメリットとは?

カップル
自立した関係だからこそよりよい協力態勢が築ける―
離婚カウンセラーの岡野あつこです! カップルが入籍せずに事実上の結婚生活を送ることを「事実婚」といいます。因みに「同棲」とは、結婚していない恋愛関係にある男女が1つ屋根の下で生活を共にすること。

「事実婚」と「同棲」の違いは、本人同士および周囲の者が「夫婦」だと認め共同生活を営んでいるか、いないか、ともいえます。現代、この事実婚を選ぶカップルは増えていますが、そのメリットとデメリットをまとめてみました。

■事実婚のメリット
  • どちらか(主に女性)が改姓しなくてよい
  • 戸籍の姓と通称を使い分ける煩わしさがない
    (※法律婚→改姓→通称併用と比べて)
  • 氏名変更手続きの煩わしさがない
  • 相手の家(親)に「婿」や「嫁」という見方をされない
    (※見られたくない場合)
    (※ex.→「息子の妻」、「娘の夫」という見方をされる)
  • 親戚関係にほどよい距離を保てる
  • 対等なパートナーシップを築きやすい
  • 束縛されず精神的に自由でいられる
  • 別れても戸籍に×がつかない

夫婦別氏のために事実婚を選ぶケースが多い

夫婦別氏のための民法改正案は国会に提出されては見送られており、法制化されていません。法律婚によって改姓をするのは97%までが女性という日本。結婚しても仕事を続けさらにキャリアを積んでいきたいと考える女性は、法律婚をして改姓した上でこれまでの姓を通称使用するか、事実婚によって改姓しない道を選ぶか、このどちらかを選択するのが一般的です。

前者を選択した場合、2つの姓をその場その場で使い分けるのは非常に面倒で不便です。また改姓に伴い、免許証や銀行口座からクレジットカード、あらゆる登録・所属先における氏名変更手続きは時間もお金もかかり大変な労力が要ります。

それから、万が一別れることになった際、法律婚と同じように、ふたりで築いた財産がある場合には財産分与の請求が、相手の不貞行為などが原因の場合には慰謝料請求ができるのです。これらのことを考えると、事実婚のメリットは大きいと捉え選択するカップルがいてもおかしくないのです。

→事実婚のデメリットとは?