周囲の結婚反対を押し切るため?
作っちゃったもん勝ち? |
周囲に結婚を反対されており、既成事実をつくることで強引に認めさせようというケースもあります。また、長びく不倫関係を打破するために、離婚から結婚へと事態を動き出させる起爆剤としての妊娠というケースも。
私は、やっぱりいくら計画的とはいえ、このような結婚の方法には賛成できません。子どもが先にできることで、結納・結婚式・新婚旅行を省略して、入籍のみの結婚をするカップルもいます。婚姻届というペーパー1枚出したか出さないか、という結婚は、離婚も離婚届1枚だという安易な離婚を選択するケースもあるのです。
反対を押し切るためや不倫関係打破のためは?
周囲に反対をされているカップルが既成事実をつくるというケースにしても、周囲に反対されているからには、それなりの根拠・理由があるのです。そこを無視して突破しても、何かしらの問題は解決されていないわけですから、いつかうまくいかなくなるときが来ても不思議ではないのです。そして不倫関係を打破するために妊娠を利用するケース。これが最もやってはいけないケースではないでしょうか? 事態が動き出したとしても、女性が既婚者の場合、出産までに離婚成立が間に合わなかったり、間に合っても再婚禁止期間や離婚後300日問題に引っかかってしまうと後々大変複雑な手続きが必要となることもあります。男性が既婚者なら、女性は未婚の母として出産をし、男性は認知するという形をとらなくてはならないのです。
「できちゃった婚」に「作っちゃった婚」。さまざまな問題はあるにせよ、子どもを一番に考える気持ちがその選択を決断したのです。子どもの親として、子どもを産むだけでなく、その先幸せにすることまでを考えて、精一杯がんばって欲しいと願うばかりです!
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