離婚/離婚関連情報

『離婚の挨拶状』を出してみませんか?(2ページ目)

私はもっと離婚をオープンにして自分も周囲もラクになり尚且つ理解を深め、少しでも早く新しい人生の快適な環境を整えよう、と提案していきたいと思っています。賛同される方はぜひ「離婚の挨拶状」を。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

離婚した人も普通に年賀状を送って欲しい!

子どもと
子どもを守り全力を尽くし生きていくと決意しました!
年末近くになると、こんな質問を受けることがあります。「友人が離婚をしたのですが、年賀状を出すのは遠慮したほうがいいのでしょうか?」。最初は何でそんな質問をされるのか、意味が分からなかったのですが、「おめでとう」の文面の年賀状は、おめでたくない離婚をした人に出すのは失礼に当たらないか?と、どうやらそういう意味だったわけです。

離婚をすると、周囲にこんな風にも気を遣わせてしまうのだな、と気づかされました。ただ、離婚というところまでいった人は、結婚生活がもはや困難な状況となってしまったから離婚をしているのであって、結婚生活中のどん底にいたときよりは、かなり幸せな状況にいる場合がほとんど。ですから、「離婚おめでとう」くらい言われても「ありがとう!」と笑って答えられる人だっているのです。ですから、もちろん年賀状だってこれまで通りいただけるのが嬉しいのです。

離婚報告をしっかりすれば変わらぬお付き合いが続く

離婚をした人は、年賀状にとどまらず、これまでと同じように接してくれるのが一番嬉しいのです。変に気を回されて、「さぞや暗く落ち込んでいるだろうから、年賀状は出さないでおこう」とか、「顔を出しにくいだろうから、とりあえず食事会のメンバーから外しておこう」などと腫れ物に触るような特別扱いをして欲しくはないのです。もちろん立ち直れないでいる人も中にはいて、「そっとしておいて欲しい」というケースもあるのですが(本当はそんな人こそ無理してでも人に会うと早く立ち直れるのです!)。

自分から離婚の報告をしていないと、現在どんな心境でいるのかが相手には分かりません。相手が「離婚」という事実だけを風の便りで耳にすれば、上のような憶測をしてしまいます。ですから前頁の「離婚の挨拶状」のように、自分で報告することが大事なのです。挨拶状を受け取った人は、「離婚をしたけど、もう気持ち切り替えて前向きにがんばっているんだな。よし、応援してあげよう」という気にもなるからです。

「離婚の挨拶状」は私がオススメして実際に出した人もいますが、まだまだ一般的ではありません。私はもっと離婚をオープンにして自分も周囲もラクになり尚且つ理解を深め、少しでも早く新しい人生の快適な環境を整えよう、シングルだからこそネットワークを強化しようと提案していきたいと思っています。賛同される方はぜひ「離婚の挨拶状」を。それから、周囲の方には、離婚者にはこれまでと同じように接してくださいますようお願い申し上げます!

【関連リンク】
離婚した親が子どもについて気をつけること
離婚家庭への偏見・差別はある?
離婚して幸せになるための生活心得

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