離婚/離婚関連情報

夫に家事を分担させる妻の極意とは?(2ページ目)

夫の家事・育児参加もぐーんと増え理想的なパートナーシップを築いている夫婦もいれば、夫がまったく家事・育児参加をしないという夫婦も。そんなAさん夫婦の家事分担問題が原因の離婚話の結末までを追いました。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド


10年経っても夫が変わらなかったら、離婚しよう

指輪
こんなことで結婚指輪を外すときがくるとは……
夫は会社員、妻は公務員、小学生の子ども2人という共働きのAさん夫婦。妻は結婚当初から家事をしない夫に、「分担して。私が手一杯だったり体調不良のときくらいは、せめて手を貸して」と、訴えてきたそうです。しかし、夫は妻に言われると「何でオレが?」と不満たらたら言いながらやっと重い腰を上げるときと上げないことさえある、といった具合。次に同じような場面があっても、自分から手伝おうという動きは皆無。

妻が言わなければ一切何もしない夫に対し、妻は「10年は耐えてみよう。様子を見よう。でも、10年経っても夫が変わらなかったら、離婚しよう」そう決めてがんばってきたそうです。10年間、妻はフルタイムで働きながら、子どもたちの保育園の送迎、食事の買い物・仕度、掃除、洗濯、すべてひとりでやってきました。一体うちの夫は何なのだろう? 家事はしない、子どもの面倒はみない、休日もひとりで出かけてしまう……。私は夫の家政婦みたい。夫婦ってこんなものなのだろうか?

目の前に家事をしない夫がいるから腹が立つ

ふと勤め先を見回すと、公務員同士共働きの夫婦は見事なまでに家事・育児分担をし、合理的かつ快適で幸せそうなライフスタイルを確立している。妻は専業主婦という夫婦もいるが、話を聞くと休日は妻を家事・育児から解放させてあげたいから自分が家事を引き受けている、などと言う人もいる。

何もかもすべて1人でこなしてきた自分。一体うちの家庭における夫の存在価値って何だろう? そんなもの、ないのではないか? 以前心に決めた10年の節目が近づいている。ちょうどいい。離婚をしよう。もうこれ以上この生活を続けることは耐えられない。目の前に家事をしない夫がいるから腹が立つのであり、いなければこんなにイライラしなくて済むのだ……。妻は離婚届を準備した。

次ページへ続く~家事をしない夫に離婚届をつきつけた
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