妻の悪口なんかに付き合っていられるか! という夫の本音
「帰った瞬間から、聞きたくない話が…」
私の話に対してコメントしてくれたことがあったかしら? まったく、もうっ! 何か1言でも、言ってくれれば、気も収まるのにぃーっ、プンプン! こんなこと、ありませんか?
けれども、もし妻の話の内容が、他人の悪口であったら? いえいえ、他人どころか、身内の悪口であったら? 夫の悪口を本人の前でグダグダ言って責めているのだったら?
「うーん…。また、始まったぞ…」とばかりに、どこまでもだんまりを決めこむか、相槌だけ打って聞き流したくもなります。
夫も、自分に余裕があるときなら受け止めて、真剣にあれこれコメントもしてくれることでしょう。でも、疲れているとき、仕事のことで頭がいっぱいのとき、怖い顔をした妻に、愚痴っぽく悪口を延々と聞かされたら、不快感でいっぱいになり、もっと疲れて「いい加減にしてくれー」と逃げ出したくなってしまいます。
信頼関係が崩れるのは一瞬
悪口から始まった、夫婦の波風
「○○さんったら、ほんとブタよ。あれまた太ったわよ。うちはお金なくてーなんて言って、食費遣い過ぎてるから他に回らないのよ。だって子どももブタなのよ。ブサイクなの。ダンナだけじゃない? 細いのは。やせ細っちゃって。可哀想! ダンナもバカじゃない? 食費渡さない方がいいんじゃないかしら? 」
…そんなよその家のことなんか、どうでもいいじゃないか…。
「あなたの会社の○○さん、何あれ? 気持ち悪い喋り方。四十過ぎても、結婚できなくて当然ね。えっ? 今度結婚するの? ウソでしょ? あの人とHするってことでしょ? 信じらんなーい!」
…そんなことを言うおまえの方が、信じられない…。
「あなたの実家のお義母さん、掃除しているのかしら? 汚くて上がるとき何が足の裏についちゃうかと思うと怖いわ。今度から帰省はあなたひとりで行ってくれる? 」
…トシとると視力も衰えて細かいゴミは見えないし、掃除も難儀なんだよ。嫁のおまえが行って、やってやろうって気はないのかね…。
妻は、その場にいない人の悪口を言う人間であり、「一歩外に出れば、今度は俺の悪口でも言ってんだろう…」と、思われてしまいます。
せっかく夫婦の信頼関係を築いてこれまでやってきたのに、一夜にして崩れてしまったら…? もったいないです。築き上げるのは、何年もかかり大変なのに、崩れるときは一瞬です。
悪口を言う人間の姿は醜く見えてきますし、品位も自ら下げているようなものです。
悪口は不幸を呼ぶネガティブなエネルギー
悪口よりも…愛を語ろう!
そして言霊といって、言葉にもタマシイがありますから、ネガティブな言葉ばかり発していれば、自ら不幸を招いてしまいますし、反対に、ポジティブな言葉を発していれば、幸運を呼び込むことができるのです。
悪口は、言っても言われても、イヤな気分になるものですから、本当は言わない方がよいのですが、そうもいかない! というときもあるかもしれません。
どうしても夫に聞いてもらいたいときは、始まりと終わりはポジティブな話題ないし、前向きな言葉にするのです。最初がネガだと、後の話を聞きたくなくなりますし、最後がネガだと、後味が悪くて尾を引いてしまいますから。
できることなら、悪口なんて極力言わず、他人を褒めるような明るくポジティブな話題を心がけたいものです!
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