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まだまだある誤解の数々。 夫婦間のセックス大誤解-【2】(2ページ目)

前回に引き続き「夫婦間のセックス」にある誤解について取り上げてみました。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

夫婦だって避妊は大問題のはずなのに...
夫婦でも性生活を続けていくうえで、大きな問題になるのが『避妊』ではないでしょうか。「夫がちゃんと避妊してくれない」という不満や不安をもつ妻は多いそうです。しかしこういった場合も夫のほうは「避妊はしている」つもりだったりすることも多いのが現状です。

いわゆる膣外射精ですが、この方法では女性にとってはとても避妊しているとは思えず、常に不安が残ってしまうものです。ここにもまた1つ、セックスに関する誤解があります。

★ 誤 解
避妊は膣外射精で大丈夫。射精をコントロールできる男はえらい。

男性が膣外射精をしたがる理由の大半は、「コンドームをつけると性感がおちる、場がシラける」といったものでしょうが、これは単なる身勝手に感じます。性経験の豊富な男性ほど、自分で自分の射精をコントロールできるという自信を持つようですが、「そんなものはまったくあてにならない」と荒川先生はおっしゃっています。

避妊する気があるのなら、膣外射精なんて論外です。いくら男性が自分は射精をコントロールできるといきがったって、本人が射精したと気がつかないうちに、精液って漏れてしまうものです。
 
よしんば、膣内ではまったく精液を出さなかったとしても、女性器の回りに精液がついたとすれば、それで妊娠する可能性だって十分にあるんですよ。私の知っている事例でも、ペニスの挿入はせずに、女性の性器を見ながらの射精で妊娠、出産した人もいました。とくに若い人だったら精子も元気だし、女性のほうも分泌物が多いから、性器の外についた精子でも卵子までたどり着くことはあり得ます。

それに膣外射精は、妊娠の可能性があるだけでなく、男性の射精の瞬間、つまりセックスのクライマックスで女性はいきなり放り出されるわけです。そんな失礼なことはありません。射精した感じを共有して、できるだけ快感の余韻を感じながらセックスは終わりたいものですよね」

(次のページに続きます)
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