昔は「日陰者」のイメージが強かった離婚経験者。でも今は「バツイチ」なんていう言葉が一般化して、なんだか明るいイメージになってきています。だからといって「離婚なんてカンタン。みんなしているんだし」などと軽く考えないでください。何故って?離婚するというのは、莫大なエネルギーが必要なんです。
離婚を考える前に、実際に行動を起こす前に、もう一度その離婚はあなたのためになるのか考えてみてください。離婚することがあなたにとって幸せになれる選択でなければ意味がないのです。
そこで、ここではもう一度考えるチャンスを見つけてもらうために、現代の離婚事情を掲載していきます。さまざまな離婚の経緯を知って、参考にしてみてください。まずは離婚をする人の心構えを一緒に考えましょう。
【人は何故離婚をするの】
1999年の離婚数は249,000件。これは2分07秒に1組が離婚していることになります(厚生省人口動態統計課で試算)。結婚するときは、新しい生活を始めるふたりを世間は暖かく迎えてくれます。両親をはじめ、周囲の協力も得られることでしょう。しかし離婚者に対しては、肉親はともかくとしても、周囲の目はまだまだ冷たいもの。そして今までふたりで力を合わせて乗り切ってきたことも、これからはひとりで立ち向かっていかなくてはなりません。まさにゼロからのやり直しの人生なのです。
では実際に離婚を決意させる動機は何だったのでしょう。