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試験結果から見る東大受験、傾向と対策

東大合格に対して必要な勉強方法とはいったいどんなものだろう。今年行われた受験の傾向から、いまからとるべき東大入試の傾向と対策を紹介していきます。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

4月に突入し、新高校3年生や予備校生にとって新たな1年が始まった。難関大学を目指す人にとっては、スタートダッシュの好不調が後の合否を分けることにもなりかねない。

今回は、難関大学の頂点に立つ、東京大学の傾向と対策を2008年入試結果から解説していきます。

センター試験の取りこぼしは許されない

東大に合格することは決して夢ではない。現実に進学校に通っていない生徒でも合格する生徒は多い2008年東大入試結果が発表された。前期日程で倍率を見ると以下のようになる(括弧内は前年2007年)。ここ数年、傾向はほぼ変わっていないと見ていいだろう。

■倍率
文1  3.0(3.0)
文2  3.0(3.0)
文3 2.9(3.0)
理1 2.4(2.4)
理2 3.4(3.4)
理3 3.9(4.0)
合計 2.9(2.9)

■第一段階選抜(センター試験)の最低点
文1 75%
文2 81%
文3 83%
理1 83%
理2 82%
理3 73%

東大はセンター試験と2次試験の点数を合計(550点満点化)したもので最終的に合否が決まる。

■最終合格者の最低点(前期はセンターを110点に圧縮、2次は440点満点に換算)
文1 63%
文2 62%
文3 61%
理1 57%
理2 56%
理3 69%

いずれも7割を越えることなく、理1・2に関しては50%台。これだけを見ると、誰でも取れそうな得点ではないだろうか。

ただ、第2次選抜は問題が多く問題難度も高いので、センター試験で85%以上は必須で獲得しておきたいところ。2次を重視しすぎてセンター試験で失敗した受験生も多いので、センター試験対策と2次試験対策は並行して行うようにしたい。

>>2次試験で重要な英語、数学、国語の傾向と対策は?>>
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