江戸時代の大掃除は、神仏の「すす払い」
ついつい後回しになってしまいがちな仏壇・神棚の大掃除。しかし本来の大掃除の意味は神仏の「すす払い」から始まった習慣なのです。 |
しかし江戸時代、江戸城では12月13日が大掃除にあたる「すす払い」の日として決められていました。「すす払い」とは、もともと単に掃除をするという意味よりも、神棚や仏壇、江戸城内を清めて仏様に感謝をしたり、年神様をお迎えする準備をするために行われていた行事。このように信仰の一種として始まった行事でしたが、現在は「新年を気持ちよく迎える」という意味で大掃の風習が残っています。
ちなみに、年末に大掃除をする習慣があるのは日本と数カ国だけだとか。多くの国は12月31日まで普通に仕事をして、ニューイヤーイブ・パーティーで盛り上がって元旦は休み、となります。
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