葬儀・葬式/葬儀の形態

超シンプル葬「式は不要。火葬のみ」とは

通夜や葬儀は行わず、火葬だけを希望する人が増えています。「お金がかからないから」「派手にしたくないから」など理由はさまざま。超シンプルなお葬式の形「火葬のみ」を徹底検証します。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

人が亡くなったら通夜と葬儀をして火葬(地域によっては火葬を先にする場合もあります)をすることが一般的ですが、最近では通夜や葬儀を行わず、火葬のみを希望する人が増えています。超シンプルなお葬式の形「火葬のみ」についてお話します。

火葬のみでもアレンジ次第で心に残るお別れ

式をせず、火葬のみのことを「直葬(ちょくそう)という葬儀社もあります
式をせず、火葬のみのことを「直葬(ちょくそう)」と言う葬儀社もあります。
ひと昔前までは「葬儀をケチってはいけない」「葬儀は値切れない」といわれてきました。そのためバブル期は葬儀費用はうなぎ昇り。しかし、90年代後半から葬儀費用の低価格化の兆しがあらわれ、また「残された人に迷惑をかけたくない」という故人の意向もあってシンプルな葬儀が増えてきました。「通夜・葬儀をしなければいけない」という法律はどこにもありません。火葬のみでも心をこめて故人を送ってあげることは十分可能です。

1.シンプルプラン
病院から火葬場へ直行し、火葬場の安置室でご遺体を一晩預かっていただきます。翌日、そのまま火葬炉へ。家族数名がお見送りするというシンプルなプランです。「せめてお経くらいはあげたい」という場合は、火葬炉前で僧侶に短いお経をあげていただくこともできます。

2.シンプルプラン+ミニセレモニー
火葬のみとはいえ、ほんの数分でもゆっくりお別れをしたいという人もいます。その場合、棺にお花を入れたり、故人の愛用品を入れたりしながらお別れをしてみてはいかがでしょう。

3・シンプルプラン+ミニセレモニー+会食
火葬が終わったあと、数名で会食をするプランです。火葬場近辺にあるレストランや料亭なら、遺骨の持ち込みOKとしているところもあります。

次ページでは火葬のみにした場合の費用、火葬のみにした場合の注意点をお話します。
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