福岡の雄・西鉄トリビア
バス保有台数日本一の西鉄。福岡市内にはこのデザインのバスが縦横無尽に走っています。 |
今ではご存じない方も多いかと思いますが、以前は市内に路面電車(通称:ちんちん電車)が走っており、西鉄が経営していたのです。そんな西鉄はバス事業をはじめ、電車・不動産など多角経営しており、かつては西鉄ライオンズ(現西武ライオンズ)を保有していたりと福岡を代表する企業です。ソラリアプラザなどは西鉄が経営母体で、マリンワールド海の中道水族館も実は西鉄が経営してるんです。バス部門だけをみても、バス保有台数は日本一、路面バスの1日の走行距離計は、なんと地球11周分。赤道面での直径は約12,750キロメートルですので、1日に約147,000キロメートルもの距離を走っている計算になります。この距離数を聞いた時は正直ビックリ。西鉄バス恐るべしですし、ちょっと自慢できる地元ネタです。
「ぐりーん」周遊コースその1:博多の総鎮守・櫛田神社。7月15日の博多祗園山笠はここからスタート。 |
福岡初、市内周遊バス登場! その名は「ぐりーん」
そんな西鉄から今月発表されたのが福岡市内を周遊するバス福岡シティループバス『ぐりーん』。これは福岡市内にある観光スポットを周るもので、福岡タワーやYAHOO! JAPAN ドームのあるシーサイドももちエリア、寺町エリアなどを走ります。当然、福博の美味しいものが楽しめるエリアを周ったり、天神やキャナルシティ博多のショッピングエリアも周ったりと、福岡を存分に楽しめます。周遊コースその2:キャナルシティ博多。今年で10周年。ディズニーとのコラボもただいま計画中。 |
周遊コースその3:YAHOO! JAPAN ドーム。連日、ホークスの熱い戦いが繰り広げられています。 |
周遊コースその4:シーサイドももちエリア。ガラス張りの福岡タワーはとってもキレイ。 |
近年、日本国内はもとより中国・韓国・台湾などアジアからの観光客も増加傾向にある福岡市、歴史的な観光資源や食都「福岡」を周れる周遊バスは福岡市を訪れる観光客には朗報。この周遊バスは福岡市内に住んでいる市民も活用出来るものではないかと思います。
周遊コースその5:博多区祗園にある東長寺。弘法大師空海が開いた寺院。木造日本一の大仏があります。 |
博多駅周辺の寺町にある代表的な寺院の特徴は次の通り。
★東長寺:木造では日本一大きな大仏があります。境内の桜は見事。
★聖福寺:日本で最初に日本茶が栽培されたところ。静寂な空間。
★承天寺:うどん・そば・羊羹などがここから発信。山笠発祥の地。
周遊コースその6:福岡市民憩いの大濠公園。福岡のセントラルパークです。 |
来月登場の福岡市内を周遊する「ぐりーん」のバス外観は、名前の通り緑をベースにデザインされ、内装は木材を使用したものとなり、落ち着いた空間が演出されています。バス停も緑色となり、一目で分かるようになっているようです。
■福岡シティループバス『ぐりーん』
運行開始:2008年9月22日(月)~
運行時間:【平日】9:00~16:30 【土日祝】9:00~16:40
運行間隔:【平日】30分間隔 【土日祝】20分間隔
所要時間:1周約70分~80分
運行本数:【平日】16便 【土日祝】24便
運賃:1回乗車 大人\250 小児\130
1日フリー乗車券(ぐりーんパス)大人\700 小児\350
これを機に福岡でも東京のはとバスのように幾つもの観光路線が出来、多くの人たちに利用させる日が来るのを期待して、今回の「ぐりーん」をご紹介します。福岡の街の風景を見て福岡を好きになってくれれば嬉しい限りです。
≪参考≫
■西鉄バスHP
■西日本鉄道HP