箱崎宮前駅のマーク。箱崎宮の大鳥居をデフォルメしたデザイン |
今回はそんな箱崎宮前駅周辺を歩き、そして気になるお店などをご紹介していきます。
箱崎宮前駅周辺、なんでも豆知識~日本三大八幡宮・筥崎宮
筥崎宮の楼門。 |
日本三大八幡宮・筥崎宮のお膝元にある箱崎宮前駅。正月元旦からの初詣、正月3日の玉せせりや秋の大祭・放生会には多くの参拝客や観光客で溢れかえるくらい大賑わい。
ここで筥崎宮についてちょっと豆知識。放生会でショウガが売られているのは、以前筥崎宮の周りにはショウガ畑が広がっていて、放生会の際にショウガが売られていたのが今に受け継がれているため。
また1月11日には、承天寺の開祖・聖一国師が宋から帰国の際に、玄界灘で嵐に遭遇し、筥崎宮の方向に向かって祈りを捧げると、筥崎宮の加護により事なきを得たのにちなみ、神恩感謝のため承天寺の僧が神前で読経するという全国でもここだけの行事があります。
さて、箱崎宮前駅のある馬出と箱崎の地名の由来をご紹介します。
【馬出】筥崎宮の神楽に加わる人に乗馬を出しだした場所
【箱崎】神功皇后の皇子・応神天皇降臨の時、胞衣を箱に入れて浜に埋め
た場所
地名の由来からもこの地は、神事や天皇家との関わりが古くから、そして深くあったようです。
正月期間での一大行事は3日の玉せせり。その起源には諸説があり定かでありませんが、昔から盛大かつ厳重に行われてきた祭りです。祭りは午後1時、玉洗式で洗い浄められた陰陽の2つの玉が、末社玉取恵比須神社に運ばれます。祭典の後、陽玉は、競り子たちに手渡され、玉せせりがスタート。玉に触れると悪事災難をのがれ、幸運を授かるといわれ、裸の競り子たちは、勢い水を浴び、体から湯気を立て激しい争奪戦を繰り広げながら本宮へ向かいます。やがて楼門下に待つ神職に手渡され、陰陽の2つの玉は再び揃って神前に納まり祭りが終わるというもの。全国的にも奇祭と云われており、一見の価値ありの福博正月の恒例行事です。
■筥崎宮
・所在地:福岡市東区箱崎1-22-1
・電話:092-641-7431
・アクセス:地下鉄箱崎線箱崎宮前下車
・地図:「Yahoo!地図情報」
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