寿司スタイルのおむすび屋さん、目の前で握ったおむすびはうまい
中洲大通り側からみた、おむすび村入り口。写真の提灯を目印に。 |
明治通り方面から中洲大通り沿いを歩いていると、中洲交番手前にある多門通りのネオンが目印。 |
おむすび村店内。カウンター越しには多くの具材が並んでいます。 |
滋味深く胃に優しい貝汁、具材の旨みとダシの味が調和したおでん、おむすび村で、はずせないメニューたち
ここで忘れてはいけない人気メニューの貝汁(\367・税込)。お椀から溢れんばかりのあさりが入っている美味な一椀。 |
おでん(\126・税込)も楽しみたい一品。19種類からお好きなタネをどうぞ! |
お土産にはテイクアウトのおむすび村で
おむすび村を出て右手斜め前に、テイクアウト専門のおむすび村が。 |
テイクアウト店舗は、おむすび村を出てすぐ斜め前にあり、その店舗に行ってオーダーするのも可能。実際、ガイドも中洲周辺からの帰りにお土産おむすびを買うため、時々利用している次第です。温かで好みの具材を選べるおむすび、近くに行った際にはちょっと寄ってみて小腹の友にしてみてはいかがですか?
ちょっと調べてみると面白い、おむすびとおにぎりの違い!?
しおさばと広島葉巻(\210・税込)。おむすびには磯の香り豊かな海苔が巻かれて出てきます。 |
しかし、その呼び方のルーツを探ってみると、古代日本では当時の人々は、天地万物を産みなす霊妙なる神霊=「産霊(ムスビと読む)の神」を信仰してあがめていたようです。人々はお米は尊く気高いものとして、神様への供物としてごはんを握り捧げていたそうです。古式の握りごはんは今のおはぎのような丸い球のような形だったようです。
では「おむすび」・「おにぎり」が何故今では三角形なのかというと、古来、三角形は神の霊力が宿るとされていたらしく(例えばピラミッド等)、語源は「高御産巣日神(たかみむすびのかみ)」「神産巣日神(かみむすびのかみ)」という出雲系の神だと伝えられています。そしてコメ以外の穀物は、神産巣日神への配慮から三角形にはせず、団子状にしたとのことです。つまり神聖なものであったお米を使い握る場合は三角形で「むすび」であり、それ以外の穀物を握る場合は丸型や俵型で「にぎり」であったのが、コメ以外を握ることのなくなった現代では、名称だけが残ったのではないかと思われます。
そして時代は室町時代に入ると、「むすび」は宮中の女官たちが使う女房ことばになり、次第に一般にも定着してきたのだということです。一方、武士の携行食としても発達した握りめしが、やはり「お」がつく女性語に変化して定着し、「おにぎり」と呼ばれるようになったそうです。こうやって身近なものを調べてみると、ちょっと面白いなぁって感じで勉強になりました。
今回の記事、いかがでしたか? 普段何気に食べているおむすび(おにぎり)の楽しみ方をご紹介できたならば幸いです。
さて、今度はいつ行って何を握ってもらおうか今から考えるだけでも楽しくなります。
◆おむすび村
・所在地:福岡市博多区中洲3-4-8
・電話:092-282-3983
・営業時間:18:00~02:00
・アクセス:福岡市営地下鉄中洲川端駅より約5分
・定休日:日曜・祝日
・地図:「Yahoo! 地図情報」