博多を代表する料理の1つ、水炊き。コラーゲンたっぷりで健康・美容に効果あり!
福岡を代表する料理といえば、とんこつラーメンや明太子、そしてもつ鍋などがすぐに連想されると思います。しかし意外かもしれませんが、実は鳥料理も福岡を代表する料理なのです。その鳥料理の中で代表されるものが、今回ご紹介する水炊き。慶応の時代にその起源を持つ、水炊き。別名博多煮とも呼ばれるほど、ここ博多を本場として各地に広まりました。

この水炊き、鶏肉からとったスープを使い、その滋味深いスープにはコラーゲンがたっぷり! 健康はもちろん美容にもいいと聞けば、これを食べない理由はありません。鶏肉・つくね・野菜などを入れ、おなかや気持ちを満足させてくれる、そんな鍋料理のご紹介。汗をカキカキ、夏に鍋って意外とはまるかも!?

福岡の郷土料理でもある水炊きは、長崎出身の林田平三郎が1897(明治30)年に15歳で香港に渡り、英国人の家庭に住み込みで料理を勉強して、帰国後に習得した西洋料理のコンソメと中国風鶏のスープをアレンジし、1905(明治38)年に完成させたのが起源といわれています。そして現代まで多くの人たちに愛されてきた水炊きは、福岡を代表する料理となったのです。今回は、福岡を代表する料理を気軽に、ちょっとお洒落に仲間や家族連れで楽しめる、水炊き料亭 博多華味鳥をご紹介。博多華味鳥で一番新しい店舗、祇園店を取材してきました。

水炊き料亭 博多華味鳥・祇園店の看板。場所は福岡商工会議所の前。



水炊き料亭 博多華味鳥(はなみどり)
・所在地:福岡市博多区祇園町3-6
・電話:092-273-1219
・営業時間:ランチ 11:30~14:00(LO 13:00)、夜 17:00~24:00(LO 22:30)
・休み:日・祝・年末年始 ・お盆
・交通・アクセス:地下鉄祗園駅より徒歩5分
・地図:「Yahoo!地図情報」
・メニュー:◎水炊き2600 ◎雑炊(1人前)500 ◎涼夏コース3000他
・店舗:中洲本店/西中洲店/祇園店



水炊きってなに!? どうして水炊きって言うの?

水に鶏肉のみを入れてとったスープ。このスープに具材を入れると様々な旨味がプラスされ奥深い味へと変貌。
鶏の鍋なのに水炊きというのは何故か? それはスープの取り方からその名前は来ているから。まず水に鶏肉を入れてから火をかけ、アクを取りながらスープを作ることからこの料理が始まります。つまり水にコンブなど出汁を抽出するためのものを入れず、鶏から出る旨味のみでスープを作ることから、水炊きと言われたとのこと。その水炊きはスープが命!! 最初にとったスープは、鶏の臭みをとるためや血抜きをするため捨てて、2回目にとったスープを使用するといったように、味を徹底的に追求して提供してくれる店も多数。具材は、鶏肉、つくね以外の肉ならびに魚介類系は一切入れません。鶏のみを楽しむ鍋なのです。もちろん野菜や豆腐などは入れますよ。


水炊きを楽しむための嗜み方

前菜で出てきた一品。人参が鶏のそぼろをサンドした料理。ここの料理はすべて華味鳥が施されています。
アラカルトでオーダーした華味鳥のガーリック風味焼き。

夏は暑い、やっぱりビールが美味しい季節です。水炊きをいただく前にアラカルトでオーダーした料理で、ちょっとお腹のウォーミングアップ。ここ水炊き料亭 博多華味鳥の料理は、自社ブランドの華味鳥を使用したものばかり。前菜で出てきた写真の料理は一見何が使われているのか判らないほど手の込んだもの。色は黄色でも味付けされた鶏のそぼろを人参でサンドした料理。そしてもう1品。ちょっとブームになった地鶏の炭焼きをアレンジした料理。ガーリック風味が少し効いていますが、さほど気にすることも必要ないくらいのもの。前菜といい、一品料理といい、女性に好まれる工夫が施されているメニューが多いと思います。

それではメインディッシュの水炊きへ。スープが出てきたならば、まずはスープの味を楽しみましょう。器に塩を少々、小ねぎをお好みで入れてスープを注ぎ込みます。湯気がたちこめる器に口を近づけると、スープの甘い香りがほのかに感じ取れると思います。香りで味を想像しスープを口にすれば、心安らぐ鶏の甘みと旨みが口から鼻に抜け、喉から食道を通り胃に達する時には、きっと笑顔になっているはずです。

鍋のあとは定番の雑炊。お腹一杯でも不思議と入ってしまうのは何故でしょう?
福岡では水炊きは冬に限らず、早生キャベツの出回る春や博多祇園山笠のある夏など一年を通して楽しめる料理。さっぱりとしていながら、コクのある鶏の味わいは水炊きならではのおいしさ。 鶏肉、野菜などを食べ終えたら、〆はやっぱり雑炊。お腹が一杯でも不思議と入ってしまうのは何故?! 水炊きは鶏の油分もほどよく落ち、大変ヘルシーな料理として女性にも好評です。




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