十二湖散策のハイライト・青池へ
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これが青池です! 見ているだけで涼しくなりませんか? |
青い色の正体は、十二湖のハイライトともいえる「青池」でした。まず驚くのが、神秘的な青の色。よく、青インクを落としたような…と例えられるのですが、言い得て妙な、これまで出合ったことのない不思議な青です。見とれているうちに、吸い込まれてしまいそうな迫力さえありました。周囲にはウッドデッキも整備されているので、ひと休みしながらゆっくり眺めることも可能です。
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薄暗いほどに木々が生い茂ったブナ原生林 |
青池を過ぎ、500mばかりブナの原生林が続きます。この季節は木々が生い茂り、天然のクーラーの中を歩いているような涼しさ。ブナたちが発する息吹を思いっきり吸い込めば、元気がもらえそう! 芽吹いたばかりの幼木から樹齢数百年に至るものまで、ブナの木もいろいろ。アオゲラの巣穴も見つけることができます。
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名水として知られる沸壺の池 |
次に見えてきたのが、沸壺の池。近くの小さな谷間から湧き出した清水が流れ込んでいるのですが、この湧き水は青森県の名水に認定されているほど。青池とはちょっと違った、少しグリーンがかった青色に見えたのですが、こちらも青池同様、神秘的な雰囲気に包まれていました。
この沸壺の池の名水が流れ落ちる落口の池のほとりには、沸壺の池の名水を使った抹茶が楽しめる茶室があります。十二湖庵という村営の茶室で、赤いひもうせんが引かれた椅子にかけて、抹茶とお菓子が無料でいただけるのです。名水の美味しさに感動するとともに、歩き疲れた体に粋なサービスが嬉しかったです。
出発点の奥十二湖挑戦館に戻ってきて、またバスに乗り込み、十二湖駅へと向かいました。今回は単独で挑戦しましたが、奥十二湖挑戦館では、散策ガイドのサービスも行っていますので、不安な方はこちらを利用してみるといいでしょう(悪天候、繁忙期は不在の場合もあり)。