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くじゅう高原育ちの乳製品とワインに出合う(2ページ目)

レゾネイトクラブくじゅうを後にする直前、くじゅう高原育ちの美味しいモノを探しに2ヶ所のスポットを訪れました。いずれも大地の恵みをたっぷり受けた逸品でした。

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

くじゅうの大地が育んだワイン用ブドウで作られたワイン

外観
この看板が目印です
次に訪れたのが「久住ワイナリー」。山梨県の勝沼や長野県の小布施、塩尻など、首都圏のワイナリーは何度か足を運んだことがあるものの、九州のワイナリーは初めて。

聞けば、このあたりの気候は、台風が多いなど九州地方特有の気象条件はあるものの、昼間の陽射しが強く朝晩の寒暖の差が激しいため、ワイン栽培には適した場所だそう。オーナーの藤井さんは、久住連山に囲まれたこの地に、2002年からヨーロッパ品種のワイン用ブドウの垣根栽培を始め、2006年4月にワイナリーをオープンしたのです。ブドウの栽培から手摘みでの収穫、そして醸造までを一環して手がけています。作り手の顔の見えるワインなのです。

花火
久住連山をバックに開けた陽当たりのよう土地はワイン栽培にピッタリ

まずはじめにブドウ畑を見学。久住連山をバックにした一枚畑は、約5ヘクタールという広々とした規模。これだけの規模のブドウ畑は首都圏では珍しく、絶景と呼ぶに相応しい景観の美しさに目を奪われます。テラス席も設けられ、この景色を眺めつつ、のんびり寛ぐことも。

外観
カウンターで気軽に試飲してみよう
木のぬくもり溢れる店内では、すべての種類を試飲の上、購入することができます。この日に用意されていたワインは5種。スタッフに好みなどを伝えて選んでもらうのもいいでしょう。

外観
イチオシの「久住ワイン メルロー2005樽」
トロピカルフルーツの香りをもつ、ほのかな甘さの「シャルドネ2005」(1,500円)、穏やかな渋みをもつミディアムタイプの「メルロー2006」(1,500円)、ベリー系の香りと酸味をもつ「ピノ・ノワール2006」(1,700円)、果実味ある甘口タイプのデザートワイン「巨峰」(1,700円)などが並ぶなか、最も気になったのが、「メルロー2005樽」(1,800円)。こちらは、2005年に収穫したメルローを1年間樽で熟成させたワイン。樽の香りがプラスされて、芳醇な味わいでした。こちらは数量も少ないそうなので、要チェックです。

外観
「葡萄ジュース」(800円)
アルコールが苦手な方やドライバーには「葡萄ジュース」を。濃厚な味わいなので、ストレートだけでなく、炭酸や牛乳で割って飲むのもオススメとか。

通信販売もしているのですが、ぜひ、この雄大なブドウ畑を眺めつつ試飲を楽しみ購入すると、美味しさもひとしおではないでしょうか。小さなワイナリーなので、毎年作られる本数も限られています。大切に飲みたい1本になるでしょう。

久住ワイナリー
・住所:大分県竹田市久住町大字久住3990-1
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:0974-76-1002
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:無休
・交通(電車):JR豊肥本線豊後竹田駅から車で約30分
・交通(車):熊本空港から車で約1時間30分、大分空港から車で約2時間

いかがでしたか? そろそろ由布院駅行きのバスが出るので、ホテルに戻ることに。次回は帰り道に立ち寄った由布院でのひとときをご紹介しようと思っています。それではお楽しみに!
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