携帯Flash専用Actionscript「FSCommand2」
Flash Liteコンテンツを作るなら、やっぱり使ってみたいのが携帯独自機能である「fscommand2()」です。「( )」内に指定のコマンドを入力することで様々な機能が提供されます。例えば待ち受け画面なら、以前ご紹介した電池残量を表示する「fscommand2("GetPowerSource")」や電波状況を表示したり、GPSと連携したりと携帯ならではの気になる情報を表示することが可能となっています。次回以降の作例はこれらfscommand2を使用したものを中心にしていきますのでご期待ください。
【関連リンク】
Flash Lite2.x fscommand2コマンド Flash Lite2.xバージョンでのfscommand2一覧
「iswf=」属性でFlash Liteの再生可能機種を気軽に振り分け
通常、Flash Lite対応機種かどうかを判別するにはサーバサイドでユーザエージェントを取得して…と比較的大掛かりなシステムを構築する必要があります。大企業やミッションクリティカルな環境であればそうするのがベストな選択ですが、小さな携帯サイトに導入するには予算面で大きな壁となります。そこで「<a></a>」タグの「iswf=」属性を利用してブラウザを振り分ける方法をご紹介します。<object declare id="フラッシュのオブジェクト名" data="ファイル名.swf"上記のHTMLは、ページにアクセスすると「Flashコンテンツを再生」というリンクを表示します。その際Flashが再生出来ない環境の場合は特定のURLへページ遷移し、再生出来る場合はFlashを再生するという仕組みです。Flash Liteの厳密なバージョンなどの振り分けには使えませんが、実用十分かつ手軽な仕掛けではないでしょうか?
type="application/x-shockwave-flash" width="100%" height="100%">
<param name="bgcolor" value="#ffffff">
<param name="loop" value="off">
<param name="quality" value="high">
</object>
<a iswf="#フラッシュのオブジェクト名" href="http://allabout.co.jp/">Flashコンテンツを再生</a>
今回は基本的なFlash Lite導入のための基礎知識をお伝えしました。意外と情報が少ないFlash Liteですが、これだけの知識があれば実際の作品を作っていくことが出来ます。
次回は「fscommand2」を利用して携帯のバイブレーションを制御する「StartVibrate」を使った作例をお伝えしますのでご期待ください。
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