Flash Liteを作成するためのツール
バージョン毎に必要な作成ソフトが違います。Flash Lite1.0、1.1コンテンツを作成する場合「Macromedia Flash MX2004 Professional」以降が必要となります。注意すべきはFlash Liteを作成することが可能なのは「Professional版」のみという点です。また、それ以前のFlashでもFlash4形式でパブリッシュすることで携帯端末上で再生が可能という報告もありますが、Actionscriptが動作しない等の問題もありますのでお勧め出来ません。
Flash Lite2.0、2.1コンテンツを作成する場合「Adobe Flash CS3 Professional」以降または、「Macromedia Flash8 Professional」にパッチをあてることで作成が可能となります。また、Flash CS3には「Adobe Device Central CS3」という携帯端末をエミュレートする非常に便利なツールが含まれていますので、是非活用しましょう。
Flash Lite3.0、3.1コンテンツを作成する場合「Adobe Flash CS3 Professional」以降が必要です。
「Adobe Device Central CS3」について触れましたが、携帯コンテンツ専業の会社でもなければ現実的に全ての端末で実機テストを行うことは難しいことです。そこでFlash8の頃よりエミュレータが配布されるようになり、CS3では付属し携帯向けに設定してパブリッシュするだけで立ち上がりプレビューしてくれるように進化していっています。特にCS3以降では対応機種も豊富で実用的に仕上がっているので是非活用したいツールです。ただし、メモリまわりで若干実機とは違う挙動を示すこともあったので過信しすぎないようにしましょう。最低でも、友達や同僚の携帯を借りてテストをすることは必要ですよ。また、ドコモでは「iモードHTMLシミュレータ」というFlash Liteを含むHTMLをプレビューするドコモ専用のツールを用意しています。また、絵文字入力ソフト等もあり、キャリアが携帯サイト向けにこれだけのツールを用意してくれていると制作者として安心感も増しますね。
また、Flash Lite1.0、1.1コンテンツであれば、フリーソフトで作成することも可能です!このサイトでお馴染みの「ParaFla!」ではFlash4形式でパブリッシュすることで携帯専用のActionscriptにも対応する他、「Suzuka」でもアニメーション再生等に問題はないようです。携帯Flash作成ソフトもまずフリーソフトで試してみるもの良いかもしれませんね。
【関連リンク】
Adobe Flash Lite 下部のタブ「デザイナー&デベロッパー」よりパッチがダウンロード出来る
iモード向けFlashコンテンツ開発ツールダウンロード ドコモ用の開発ツールがダウンロード出来る
ParaFla! 「さまざまなSWFバージョンに対応」の項目にFlash Liteに対応との説明がある
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