Flash/Flashの基本

レイヤーを使って夜空を描く(2ページ目)

Flash標準の描画ツール「多角形ツール」、「塗りの変形ツール」で作成した星をレイヤーを重ね合わせて合成しリアリティのある夜空を描きましょう。

執筆者:渡辺 大介

レイヤーを使って星空を合成する

星空の背景を描いていきます。ここで「レイヤー」という機能を使います。レイヤーはよく透明の紙のような物と例えられています。透明な紙に絵を描き、それが何枚も重ね合わせることで一枚の絵に仕上がる、これがCGの醍醐味ですね。ではレイヤー機能を使って星空を合成していきましょう。

レイヤーを追加
1. 最初は分かりづらい場所ですが、ツールの右側に図のようなボタンがあります。これをクリックして新規の「レイヤーを追加」してください。新たに「レイヤー 2」ができたことを確認してください。

レイヤーの重ね順を変更
2. レイヤーの重ね順を変更します。作成したレイヤー 2をレイヤー 1の下までドラッグしてください。上にレイヤー1、下にレイヤー2としてください。

ステージと同じ大きさの長方形を描く
3. レイヤー 2を選択してください。選択されたレイヤーのみが編集されます。短形ツールでステージサイズと同じ大きさの長方形を描きます。フリーハンドでは難しいですから、一度描いた長方形を選択し、プロパティの中に数値を入力して、大きさを合わせます。

長方形を塗りをグラデーションに変更
4. 長方形の線を「なし」に、塗りを線型のグラデーション(#000099から#000033へ)に設定します。

長方形の塗りを変形
5. 「塗りの変形ツール」を選択します。右上のポインタをshiftキーを押しながら移動し、下から上へ闇が深くなっていくグラデーションに変更します。

レイヤーを追加
6. もう一枚レイヤーを追加し、レイヤー 1とレイヤー 2の間に置いてください。このレイヤーに天の川を描いていきます。

天の川を描く
7. ペンツールで図のような形にベジェ曲線を描きます。線を「なし」、塗りを青(#000089)に設定してください。星空に見えましたか?



【関連リンク】
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