2年前の定点観測画像と比較し満開日をズバリ予測!
今年の桜開花は、3月中旬からの寒の戻りが長引いたことで、例年と比べて遅れ気味。お花見は来週?それとも再来週? 大いに悩むところです。そこで、名古屋を代表するお花見スポット・山崎川をサンプルに、最新の開花状況を過去の開花推移と照らし合わせ、満開時期をズバリ予想します!
筆者は、2年前(2009年)に同スポットの開花の推移をおよそ3週間、毎日定点観測し撮影し続けてきました。その成果をここで大いに活用させちゃいます!
予測の前に山崎川の説明を。山崎川は延長13kmあまり。小さな川ですが、「さくらの名所100選」にも選ばれている全国でも有数の桜スポットです。昭和区の石川橋から新瑞橋まで、約2.8kmにわたり600本の桜並木が続きます。地下鉄瑞穂区役所で降り、2区間先の新瑞橋駅まで歩く約2kmのコースが散策にはうってつけです。
これが今年の4月1日の山崎川の桜並木の様子。ようやく咲き始めといった状態です。
そしてこちらが2009年の3月30日の写真。
1~3分咲きで、今年の4月1日とほぼ同様の開花状況です。したがって、今年は2年前より2日遅いというのが当サイトの判定。2009年の満開は4月4日。したがって今年はそれより2日遅れの4月6日が満開、と予想します!
というわけで今年の山崎川の開花の変遷の予測は下記の通り。
□4月2日(土) 3分咲き。競技場あたりは1~2分程度
□4月3日(日) 5分咲き。お花見ムード本番。写真を撮るにはややボリュームが足りないが、散策しながらのお花見らしさは十分
□ 4月4日(月) 一気に7分咲き。いよいよお花見ムード本番
□ 4月5日(火) 8分咲き。遅れ気味だった瑞穂競技場付近も一気に開花模様
□ 4月6日(水) いよいよ満開
□ 4月7日(木) ほぼすべての木々が満開。一部、散り始めの花びらもひらひらと舞い出し、最高の花見日和。
□ 4月8日(金) 満開。早咲きの桜はかなり散り始め、ひらひらと舞うのが美しい
□ 4月9日(土) 川の西側はちらほらと葉桜に。川べりの菜の花も満開で、桜のピンクとのコントラストでいっそう華やかに
□ 4月10日(日) 満開状態続く。葉桜はまだ目立つほどではなく花見日和
□ 4月11日(火) 散りはじめだが、まだまだ十分に満開ムード
□ 4月12日(水) 葉桜が目立ち始め、遠巻きにして見た時の花のボリューム感は薄れる
もちろん、気候の変化によってずれは生じますが、こんな開花の変遷が予想されます。
見ごろは4月3日(日)~10日(日)。夜間のライトアップも8日(金)まで行われます。
□ 山崎川 桜並木
・ 所在地:名古屋市瑞穂区 山崎川沿い堤防
・ アクセス:地下鉄瑞穂区役所駅より徒歩15分、地下鉄新瑞橋駅より徒歩2分
・ TEL:052・831・6161(名古屋瑞穂土木所)
・ Yahoo地図情報
その他、名古屋城、鶴舞公園、名城公園、東山公園など、市内の主要な桜スポットの開花も大きなズレはありません。
各スポットのお花見情報は次ページで。