名古屋駅の正面にそびえたつ中部一ののっぽビル
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名古屋駅の正面に登場したミッドランドスクエア。手前が地上6階の商業棟。奥が47階のオフィス棟 |
今年第1弾のガイド記事
「2007年・名古屋のブレイク候補ベスト5」で堂々1位に挙げた名古屋の新しいランドマーク、
「ミッドランドスクエア」が3月6日、いよいよグランドオープンします。
場所は名古屋駅のド真ん前。JRセントラルタワーズと向かい合う形でそびえ立つ地上47階・247mの超高層ビルは、タワーズを2m抜いて中部地方トップの文字通りの最高峰。名古屋の新しい顔にふさわしい堂々たる存在感で、駅に降り立った人たちを出迎えます。
筆者は先日開かれたマスコミ向けの内見会に参加。ひと足お先にその全貌をチェックしてきました。名古屋の新名所とも言うべきこのミッドランドスクエアの魅力、特色、印象をいち早くお届けします。
スーパーブランドが一堂に会する
ハイソなショッピングモール
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商業棟は地下1階から4階までが吹き抜けで開放感いっぱい |
今回オープンの運びとなるのは物販+飲食を中心とした商業施設。向かって右側の6階建ての商業棟をメインとし、その他、昨年末に既に稼動していたオフィス棟の上層部にあたる、41・42階のスカイレストラン、44~46階の展望施設・スカイプロムナードがお目見えとなります。
商業棟は「ラグジュアリーモール」の異名をとっているとおり、ハイソサエティなショップが集められています。ショップは全60店舗。そのうち、中部初登場もしくは新業態が38店舗、中部・東海エリア最大規模のフラッグシップ店が12店舗。すなわち、ほとんどのショップが“名古屋圏ではここだけ”という特別な魅力を持っているというワケです。
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路面に面する1階のブランドショップの登場で、名古屋駅前がショッピングストリートに様変わり |
象徴となる1階フロアは、
「ルイ・ヴィトン」をはじめ、
「カルティエ」、
「ディオール」など、世界のスーパーブランドが揃いぶみ。3階までが物販フロアで、高級・高感度なブランドショップがズラリ並びます。
これほどハイクオリティ・ブランドばかり集めたモールは名古屋にはこれまでなかったんじゃないでしょうか。最近は団塊世代向けのファッション誌が創刊されるなど、ミドル世代以上のおしゃれが注目を集めています。きちんとお金をかけたおしゃれを心がけている人たちにとっては、実に魅力的なショッピング空間と言えるでしょう。
レストランは商業棟4階は意外とリーズナブル。
高層階のスカイレストランは窓際の争奪戦も必至
レストランは商業棟の4階、そしてオフィス棟41・42階。13店舗が連なる4階は、和食・中華・コリアン・洋食、イタリアン、スパニッシュと主要なジャンルを網羅したラインナップが特徴的。8店舗が名古屋初出店、うち1店舗が日本初出店と話題性も十分です。
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上海料理発祥の店「上海老飯店」が日本初上陸。写真は名物の八宝鴨(パーポーヤー) |
どこもビルのイメージに合わせた落ち着いた店構えなので、値段も高そうに見えますが、お昼なら1000円前後から用意しているお店もたくさんあり。目玉のひとつである日本初出店の
「上海老飯店」もランチなら1800円~とリーズナブルです。夜も、コリアンや洋食、ピッツェリアなど、2000円以内で食べられるお店がちゃんとありますから、安心して足を運んでください。
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デリ&カフェ「ビー オーガニック JWS」 |
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ベーカリーカフェ「サンジェルマン タンドレス」 |
気軽に食事したいという場合は、地下1階へ。名古屋初出店のベーカリー、米・バークレー発信のオーガニックデリ&カフェ、NYのソーホー生まれの食のマーケットストア、ベルギーから名古屋初上陸のチョコレート&カフェなど、おしゃれなイートイン&テイクアウトのお店が揃っています。軽く食事やお茶するのもいいですし、百貨店のデパ地下とはひと味違ったお持ち帰りグルメを楽しむのもいいでしょう。
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日本初出店の「オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ」 |
41・42階のスカイレストランは、フレンチ、イタリアン、中華、和食の名店が一堂に会しました。42階では、フランス・アルザスの三ツ星レストランの海外進出1号店
「オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ」、やはり三ツ星の宮廷イタリアン
「エノテーカ ピンキオーリ」が隣り合う夢の競演。41階は和食の老舗など、ビジネスマンの接待需要に重宝しそうなお店が充実。合わせて7店舗はいずれも名古屋の街並みを見下ろす抜群の眺望が楽しめます。どこもオープン前から既に予約がガンガン入っているようなので、大急ぎでスケジュールを立てて席をゲットしてください。
次のページではシネコン、展望フロアを紹介