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万博会場跡・モリコロパークはココを楽しむ(2ページ目)

昨年、名古屋ブームの象徴となった愛知万博。その会場が「愛・地球博記念公園」(モリコロパーク)として復活オープン。待ち時間なしで低料金(場合によってはタダ)、「遊べる公園」は万博よりもオススメかも!?

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

万博の名残はほんのわずか。
あの人気施設は2ヶ月前から予約が必要

植木モリコロ
園内でモリゾーとキッコロが必ず見られるのはこの植え木と自然体感遊具入口ゲートのイラスト、2ヶ所だけ。
公園のネーミングからして「万博の興奮よ再び」と期待して足を運ぶ人も少なくないと思われます。しかし、現時点では園内の一部を開放した第一期オープンに過ぎず、見られるのはごく一部。全面オープンは数年後の予定となっています。企業パビリオンがあった場所は駐車場になり、グローバルループもなし。先のような期待に胸膨らませて訪れると、拍子抜けしてしまう可能性が高いことは否定できません。

一番の目玉である「サツキとメイの家」は完全予約制で、募集は2ヶ月も前。しかも、応募法はハガキ限定です。万博の時よりは敷居は低くなったかもしれませんが、気軽に中へ入れてはいただけません。

しかし、当選者以外は中へ入れないにもかかわらず、「サツキとメイの家」へは公園入口横から無料バスが随時運行されています。ほとんど工事中の緑地を眺めながら10分ほどバスに揺られ、下車後は庭園を散策。途中、木立の向こうにお目当ての家がちらりと見られます。復路のバスは30分後に発着なので、所要時間は都合50分。これだけで十分満足できる、という熱心なファンの方は、どうぞ行ってみてください。個人的にはある意味、最も万博らしさを感じられた部分だったりもしました。

ホンネで採点! ファミリーには満点の公園

愛知県児童総合センターの空中トンネル
「愛知県児童総合センター」内チャレンジタワーの空中に張り巡らされたトンネル。
意外と言っては何なんですが、モリコロパークはとてもよい公園でした。ただし、西側エリア、そして子供連れのファミリー限定。さらには、「万博会場」のイメージを頭から取り払ってもらうのが何よりの条件です。

ハッキリ言ってデートには不向きですし、万博ファンにとっては寂しく感じられる部分の方がむしろ多いかもしれません。しかし、ここではお金はほとんどかかりませんし、お弁当だってペットボトルだって持ち込めますし、何より炎天下で何時間も行列に並ぶ必要もありません。

子供と一緒に大いに遊ぶ。これを目的に出かければ、必ずや満足できることでしょう。

愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
・ 所在地:愛知県愛知郡長久手町大字熊張
・ アクセス:東名高速名古屋ICから車で約15分、名古屋瀬戸道路長久手ICから1分。リニモは愛・地球博記念公園駅下車
・ TEL:0561・64・1130
・ 開園:8時~19時(11月~3月は18時半まで) 、愛知県児童総合センターは9時~17時
・ 休館日(愛知県児童総合センター):月曜(祝日の場合は翌日) ※夏休み期間中は無休
・ 料金:愛知県児童総合センター=大人300円・中学生以下無料、愛知国際児童年記念館=大人200円・中学生以下100円、大観覧車=600円
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