どんな計算でも工夫が大切!
「25×12」のような、かける数が2で割り切れる数(偶数)では、こんな計算も。25×12
=25×(2×6)
=(25×2)×6
=50×6
=300
でも、これは日本でも「計算の工夫」という単元で学びます。インド式のすごいところは、3けたのかけ算でも工夫して計算するところ。「143×147」を例にして紹介します。
インド式かけ算の筆算は、日本とは少し違う |
日本式のかけ算の筆算では、「143×7」、「143×4」、「173×1」とかける数をひとつずつかけていきます。インド式はちょっと違って、「14×14」を暗算で一気にやってしまうなど、簡単なところはすべて暗算でやってしまいます。インドの人は「20×20までの九九が言える」といううわさは、ここに由来するようです。
インド式数学の奥深さ
たし算、ひき算、かけ算、わり算、工夫して計算できる。今うわさの「インド式計算ドリル」(晋遊舎) |
今回紹介したインド式数学は、『インド式計算ドリル(晋遊舎)』という本でも紹介されています。書店では、特設コーナーが設けられるなど、今インド式数学が注目されています。乗法の公式を習った3年生にこそ、インド式数学を紹介してあげたいですね。
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