思春期は“第二の誕生”

身体的にも精神的にも大きく成長を遂げる思春期は“第二の誕生”と呼ばれることがしばしば。高校受験は、思春期の大イベントの一つです。そんなときに勉強面だけでなく、精神面でのサポートも親の重要な役割となってきます。

そこで今回は、発達心理学的にみた受験の意義について紹介してみたいと思います。

エリクソンの8つの発達課題

ちょっと難しい話かもしれませんが、著名な心理学者の一人であるE.H.エリクソンは、人間のライフサイクルを8つに分け、それぞれの発達段階で克服すべき「発達課題」というものをあげています。

発達段階発達課題
乳児期基本的信頼  対 不信
幼児前期自律性  対 恥と疑惑
幼児後期自主性  対 罪悪感
学童期勤勉性  対 劣等感
思春期(青年期)自我同一性  対 同一性拡散
成人初期親密性  対 孤独
成人期(壮年期)生殖性  対 停滞
老年期完全性  対 絶望
E.H.Erikson 「Identity and the Life Cycle(NORTONより)」

学童期は、6才~12才くらいまで、思春期(青年期)は、12才~19才くらいまでを表します。

学童期では、「勤勉性」の獲得が発達課題とされています。これは、勉強面でもスポーツ面でもよいのですが、「頑張る」ことと、そして頑張って「できた」という達成感を得ることが、その後の人生にとって重要だということを示しています。

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