最近なにかと話題の中高一貫校。一方で「中等教育学校」のように聞き慣れない学校も登場。大学の付属高校も気になるところ……。その違いは一体何なのでしょうか?そのメリットは?デメリットは?パパ・ママ必見!今どきの高校事情に迫ります。

3種類ある中高一貫校

中高一貫校は、大きく分けて3つあります。

まずは、もっとも一般的な「1.一般的な中高一貫校」。中高一貫校では、中学課程と高校課程の無駄を省き、高校課程の一部を前倒しするなど、6年間かけたゆとりある教育が特徴の一つです。大学受験に有利と言われている理由はここにあるよう。高校進学時に学外から生徒を募集するのは、中学から入学している生徒に緊張感を持たせるためとか。その反面、高校から入学してくる生徒は、教育課程が遅れていたり、校風になじめないなど、いくつか課題が残されています。

最近では、さまざまな事情から高校からの生徒の募集を停止し、「2.完全中高一貫校」になる学校が増えています。完全中高一貫校とは、高校からの生徒の募集を行っておらず、中学受験で入学しないと入学できない高校です。

もう一つ、注目したいのが「3.中等教育学校」と呼ばれる学校。これはあまりに耳にしたことがない学校ですね。ですが、2006年度にトヨタ自動車などが開校したエリート養成学校「海陽学園」がまさにこれ。中等教育学校は完全中高一貫校とは違い、中学校に相当する前期課程と高校に相当する後期課程の2つの課程に分かれているのが特徴です。

3つの中高一貫校 高校からの募集 教育課程 主な学校
1.一般的な中高一貫校 あり 中・高校課程の無駄をはぶき、高校課程の一部を前倒し。 開成(東京)
灘(兵庫)など
2.完全中高一貫校 なし 中・高校課程の無駄をはぶき、高校課程の一部を前倒し。 桜蔭(東京)
栄光学園(神奈川)など
3.中等教育学校 なし 前期(中学)課程と後期(高校)課程。 海陽学園(愛知)
五ヶ瀬(宮崎)など

中高一貫校には、高校からの生徒の募集の有無以外にも、設置者(市町村や都道府県など)の違いで分けた中学校と高校の設置者が同一の併設型と、設置者が異なる連携型という呼び方もあるので、注意したいですね。

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