高校受験/高校受験の志望校の選び方

国公立と私立高校の違い

高校の種類について紹介。国立、公立、私立の各高校の違いとそれぞれの特徴について、費用、カリキュラムなどについて比較して解説。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

国公立の高校と私立の高校の違い、ご存知でしょうか?さらに「なんとなく……」という方が多いと思います。そこで今回は、一目でわかる高校の違いを一覧にしてみました。

国立、公立、私立、高校の種類別一覧表

高校には3種類、国立大学付属の研究校である国立高校、地方公共団体が設置する公立高校、学校法人が設置する私立高校があります。まずは、特徴、費用、入試などの違いを一覧をまとめてみました。

相違点 国立 公立 私立
特徴 国立大学付属の 
研究・実験校
地方公共団体が設置、
入試に学区がある
学校法人が設置、
宗教教育も可
費用 安い 安い 高い
設備 比較的簡素
※1
簡素 充実
校風 のびのび さまざま 建学の精神
教育理念による
部活動 さまざま さまざま 活発
推薦入試 
※2
実施せず 内申+面接 内申+面接
一般入試 
※2
 学力検査+面接  内申+学力検査+面接  学力検査
入試問題  独自問題 共通問題
※3
独自問題
学校例  筑大付属駒場
学芸大付属
日比谷宇都宮 開成早稲田実業
西武学園文理
※1.大学の設備を使用できることもある
※2.学校によって異なる場合がある
※3.独自問題を課す学校もある


あまりなじみのない国立の高校は、国立大学(現、独立行政法人国立大学)付属の研究校として位置づけられています。本来は、大学での研究・実験に協力するための「研究・実験校」。受験勉強とはかけ離れたのびのびした校風が特徴で、斬新でユニークな実践を行っていることがあります。毎年、東大に多くの合格者を輩出している筑波大付属駒場学芸大付属のように進学校化する学校はむしろ珍しいケースで、国立大学の付属高校だからといって、エスカレーター式に付属大学へ進学できるわけではないので注意しましょう。

>>次は、あなたはどちら派?公立高校と私立高校>>
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