日本一広い砂丘を歩こう!
鳥取砂丘の中にある馬の背。40メートル以上の高低差があります。自然の力は偉大ですね(2004年7月撮影) |
砂丘の入口から見える小高い砂の丘は「馬の背」と呼ばれる第二砂丘列で、40メートル以上の高低差がありますが、もちろんここにも歩いていくことができます。
ただし歩く場合は、注意しなければいけない点がいくつかあります。 ガイドの体験談から紹介します。
- 靴はスポーツシューズやスニーカーなどの歩きやすい靴で行きましょう。砂浜を歩くのと同じで、靴の中に砂が入るのは避けられません。これはあきらめて下さい。
- 平地を歩くよりも体力と神経を使います。砂は不安定ですし、踏みしめる時に力が分散されるので、足を動かす力は平地よりも大きくなりがちです。
「馬の背」に向かって歩いて行きますが、なかなかたどりつきません。アップダウンもあり、体力を消費しますので、余裕を持って行動を。 - 距離感がわかりにくくなります。たとえば「馬の背」のような大きなものは実際より近くに見えます。砂丘自体のアップダウンもありますので、普通の感覚で歩いていくと、思ったよりも時間を消費しますので、余裕を持って行動しましょう。
- 天気の良い時は、日よけ対策を十分にして下さい。砂丘だけに日射しをさえぎるものがありませんので、帽子などは必須です。
- 風が強い場合は、砂を巻き上げていることがあるので、手荷物は最小限に。砂丘を見終わった後、手持ちの鞄の中などに砂が入ってしまうことがあります。
「馬の背」から眺める日本海の海岸線。砂丘の中を歩いてきたご褒美の風景です(2004年7月撮影) |
自然の芸術も楽しめます
「馬の背」から砂丘の入口を見通す。近いように見えて結構遠いことを実感できるはず(2004年7月撮影) |
たとえば風紋。砂丘を吹き抜ける風が作り出した自然の芸術で、波のような紋様が砂に刻まれます。
「馬の背」付近は美しい風紋が作られることが多いので、「馬の背」まで歩いてきたら周囲を探して見て下さい。
「馬の背」で見つけた風紋。まさに自然の芸術です(2004年7月撮影) |
ここまで歩くことで鳥取砂丘を楽しんできましたが、もちろん他の楽しみ方もありますよ。鳥取砂丘の周辺のスポットも含めて次ページで紹介します。