第2位 法善寺横丁の看板
石畳が映える雨の法善寺横丁。看板の法善寺横丁の「善」の字に注目です!(隣の赤提灯の「法善寺」の文字と見比べてみると違いがよくわかります。) |
画面左にあるのが法善寺名物料亭の正弁丹吾亭です。店前には大阪が生んだ文豪・織田作之助の「行き暮れてここが思案の善哉かな」の石碑があります。 |
「なぜ棒が1本足りないのか?」というと、いろいろと諸説あるのですが、藤山寛美師匠が筆をとったさいに「わしはそない善い人間やないさかいに」ということで字を1本抜いて「善」にしなかったという説や、法善寺は飲み屋町なので「(酒が)もう1本たらんで!」という意味を込めてやった……という説などがあります。
こちらは東口にかかっている3代目桂春団治師匠が揮毫した看板。こちらも風情があります。 |
いずれにせよ、大阪の看板というとコテコテで派手といったイメージがありますが、じつはこうした遊び心を感じる粋な看板もあります。大阪のほんまもんの笑いのセンスが感じられる、大阪ガイドの一押し看板です。
さて、いよいよ第1位発表!大阪といえば外せない。いわずと知れたあの名物看板が登場です!