「モダン大阪パノラマ遊覧」を楽しむ

昭和初期の北船場・堺筋の街並みの50分の1サイズの模型です。御堂筋が拡張される前なので当時は堺筋が大阪のメインストリートだったそうです。
見ごたえ、聞きごたえタップリの9階「なにわ町家の歳時記」を夢中になって巡り、ヘトヘトになった運動不足気味のガイドでしたが、最後の8階「モダン大阪 パノラマ遊覧」はゆったりと鑑賞して楽しめました。というのも、こちらは明治・大正・昭和の近代大阪の住まいと暮らしの変遷を精巧な模型で紹介していくというもので、実物大の建築物の数々に圧倒されていたガイドは、小さいミニチュアの建物模型を見ただけでほっと一安心したというわけです。

こちらのフロアでは近代大阪の代表的な住まいと暮らしぶりを模型で再現した「住まいの大阪六景」(川口居留地、北船場、大大阪新開地、空堀通、城北バス住宅、古市中団地)や、明治末期に完成した初代通天閣とその界隈にあった遊園地ルナパークの模型「通天閣とルナパーク1912 大阪新名所」大正時代の天神祭の船渡御風景を模型で再現した「天神祭1921 水都の祝祭」、昭和初期の心斎橋筋商店街の模型「心斎橋筋商店街1927 都市の賑わい」といった展示物で構成されているのですが、とくにガイドがオススメしたいのが「近代都市住宅年表」と「住まい劇場」です。

初代通天閣とルネパークの模型です。フェスティバルゲート以前にも通天閣周辺に遊園地があったとは……なかなか知られていない意外な歴史的事実です。
「近代都市住宅年表」は近代大阪の住宅生活の変遷を暮らしの道具で表現したというもので、実際に使用されていた年代モノの生活用品が並べられています。今では考えられないような「巨大ラジオ」や「木造冷蔵庫」「炭アイロン」といった貴重な展示物の数々に驚きます。

「住まい劇場」は空堀商店街で生まれ育ち、激動の戦争時代を乗り越えて、焼け野原となった大阪の戦後をバス住宅で仮住まいして、ついには高度経済成長期を迎えて、憧れの古市中団地に引越したという「悦子さん」という女性の一生を、住宅模型と女優・八千草薫さんのナレーションで振り返る…という感動物語です。桂米朝師匠の語りも素晴らしいものでしたが、八千草薫さんのナレーションも負けず劣らずの素晴らしさ。

大阪くらしの今昔館というと9階フロア「なにわ町家の歳時記」ばかりがクローズアップされがちなのですが、この8階フロア「モダン大阪パノラマ遊覧」の「住まい劇場」はガイドオススメですので、お見逃しなく。必聴です。

1p 「展望フロア」を楽しむ
2p 「なにわ町家の歳時記」と「今昔館に初もうで-お正月のむかし遊び-」を楽しむ
3p 「モダン大阪パノラマ遊覧」を楽しむ
4p 「大阪くらしの今昔館」スナップ集vol.1
5p 「大阪くらしの今昔館」スナップ集vol.2



■今昔館に初もうで-お正月のむかし遊び-■
○開催日:2007年1月4日(木)~2007年1月8日(月・祝)
○開催場所:大阪市立住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館
大阪府大阪市北区天神橋6-4-20
住まい情報センター8階
○開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
○休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
祝日の翌日(日曜、月曜を除く)
第3月曜日(祝日、振替休日の場合はその週の水曜日)
臨時休館あり
○料金:一般600円、高大生300円
中学生以下、障害者、市内居住の65歳以上無料(証明書要提示)
団体540円(20名以上)
※特別展開催期間中は別料金
○問合せ先:06-6242-1170
○アクセス:大阪市営地下鉄「天神橋筋6丁目」下車3号出口直結
JR大阪環状線「天満駅」から北へ徒歩7分
○地図:Yahoo!地図情報
○HP:住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館

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