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光のルネサンスで輝く大阪・中之島を散策

神戸ルミナリエと並び、関西を代表するイルミネーション・イベントへと成長した大阪「光のルネサンス」(12/1~12/26)。ライトアップのみならず、音楽祭、屋台村、ナイトバザールとお楽しみ満載イベントです。

執筆者:陸奥 賢

大阪・中之島が美しい銀世界へと変貌する光のルネサンス

11月下旬。暦の上では立冬~小雪を迎えて、そろそろ年の瀬が迫ってきました。気の早い大都会ではショーウインドウやビル群が原色のイルミネーションで飾りたてられて、すでにクリスマスの装いをはじめていますが、大阪・キタの中之島周辺でも12月1日から関西の冬を代表する一大イルミネーション・イベント「OSAKA光のルネサンス2006」(2006年12月1日~26日)が開催されます。
慣れ親しんだ大阪の街並みが眩いばかりの美しい光のステージへと変貌します。
この「OSAKA光のルネサンス2006」は大阪市役所~中之島公園~剣先公園で開催されて、2005年度では90万人以上の観客が訪れたというナイトイベントです。「光のフェスティバルゾーン」「光のファンタジーゾーン」「光のパフォーマンスゾーン」「光の水辺ゾーン」の4つのゾーンに分かれて、イルミネーションや音楽祭、屋台村、ナイトバザール、アート作品の展示と多彩なイベントが繰り広げられます。まずは「光のフェスティバルゾーン」からご紹介しましょう。

「光のフェスティバルゾーン」を楽しむ

こちらは「光と音楽が奏でるショーアップ空間」と題されて「ザ・ワールドリンキングツリー2006」(大阪市役所庁舎前)、「中之島イルミネーションストリート」(みおつくしプロムナード)、「ウォールタペストリー」(大阪府立中之島図書館正面)と光のルネサンスを象徴するメインイベントが数多く開催されます。
ロンドン、ベルリン、ワシントンDC、大阪の4都市のみに贈られるノルウェー政府公認の貴重なワールドリンキングツリーは必見です。
「ザ・ワールドリンキングツリー2006」は、愛と平和と友好のシンボルとしてノルウェー政府から世界の主要都市に贈られる約13メートルのツリーです。約6000球の灯りによって飾られますが、とくにオススメしたいのが12月1日 17:30(予定)の点灯式。一般参加者のカウントダウンによって一斉にツリーが点灯される瞬間は鳥肌モノの感動体験です。
「光のルネサンス」を代表する中之島イルミネーションストリート。美しい音楽と光のシンクロショーに思わずタメ息。
「中之島イルミネーションストリート」は「みおつくしプロムナード」(大阪市役所南側の御堂筋から中之島図書館までの約200mの遊歩道)で繰り広げられる光のアーケードです。12月1日~26日までイルミネーションの点灯と色の変化が楽しめますが、とくに16日~26日のあいだはクリスマス・ソングによるシンクロショーも付け加わるのでオススメです。雪の結晶や花型、星型の美しいイルミネーションが音楽に合わせて次々と変化していくさまは子供たちには大人気で、カップルや大人たちも童心にかえって歓声をあげます。このシンクロショーは30分に1回、約15分間にわたって定期的に繰り広げられます。
国の重要文化財指定でレトロな中之島図書館のウォールタペストリーも大人気のイルミネーションイベントです。
「ウォールタペストリー」は大阪府立中之島図書館正面をスクリーンとして繰り広げられる光のタペストリーで、幻想的な音楽と光の演出によってストーリー仕立ての作品が繰り広げられます。今年のテーマは「奇跡が舞い降りる時」ですが、ネオ・バロック様式の大正浪漫ただよう中之島図書館のライトアップと相まって、とても幻想的で詩的な大阪の冬の夜が過ごせます。こちらは12月16日(土)~26日(火)18:00~21:00(平日は20:00から)の期間に30分に1回、約10分間のエンターテイメントショーとして開催されています。

次ページでは「光のファンタジーゾーン」「光のパフォーマンスゾーン」「光の水辺ゾーン」の3つのゾーンの見所を一挙にご紹介します。
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