大阪のおばちゃん使用率30%?のアイテム「さすべえ」

ハンドルの中央部分に設置された「さすべえ」。これに雨傘、日傘をセットして、今日も大阪のおばちゃんは街を疾走している!
大阪のおばちゃん御用達「さすべえ」をご存じだろうか? 自転車のハンドルにスタンドを取り付けてそこに傘を差し込めば、雨の日でも片手運転をせずに自転車に乗れるという画期的なアイデア商品だ。関東圏ではあまり知られていないが、大阪のおばちゃんの間では絶大な人気を誇り、財団法人大阪21世紀協会が選ぶ「大阪スグレもの21」も受賞している。実際にどういう風に使用されているのか、調査してみた。

調査に向かった場所は「大阪の台所」と呼ばれてミナミを代表する商店街・黒門市場。近くのスーパーの駐輪場を見ると「さすべえ」設置の自転車が無数に置かれている。試しに数えてみると30台の自転車のうち、なんと11台の自転車に「さすべえ」が備え付けられていた。場所柄にもよるだろうが、3分の1の普及率というのは驚かされる。駐輪場を見ていて気づかされたのが一口に「さすべえ」といっても色んな種類があって、とくにレッド、グリーン、ブルー、パープルといったカラフルな「オシャレさすべえ」が人気のようだ。


大阪のおばちゃんは「さすべえ」で美白する

何よりも意外だったのが「さすべえ」は雨の日に使用するものと思っていたら、晴れの日に使用されていること。雨傘ではなくて日傘をセットし、駐輪場にやってくるおばちゃんが非常に多いのだ。雨の日に「さすべえ」に雨傘を差して自転車に乗ると、顔部分は濡れないが下半身や足元は濡れてしまい、雨対策としては万全ではないことがわかる。しかし、晴れの日の日傘として顔部分の日焼けは完全に防止できる。

実際に商店街に買い物にきていたおばちゃんに「さすべえ」について訪ねてみると、

「さすべえは日傘用やで。おばちゃん、肌弱いから日焼けはあかんねよ」

とズバリと言われてしまった。大阪のおばちゃんは「さすべえ」で美白しているのだ。

関東圏の主婦層には「さすべえ」は「オシャレではない」ということで売れないそうだが、大阪のおばちゃんは「日焼け防止」で「さすべえ」を使用している点は強調しておきたい。自転車のスタイルよりも、お肌の美容に気をつかってるわけで、実質を重んじる大阪のおばちゃんの女心をくみ取って欲しい。

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