幸せの秘策3:駆け引きを大切に
恋人との会話に駆け引きは必須。夫婦だって同じです。 |
「駆け引き」というと何だかずるい行為のようですが、会話は相手とのキャッチボールである以上、自分の投げたいボールだけを毎回全力で投げればいいわけではありません。相手の反応を見ながら、球のスピードや球種を変え、たまには変化球を投げてみるなどの駆け引きは必ず必要になってきます。
ところが夫婦になった途端に、この駆け引きを全くやめてしまう方がいます。
「夫婦に遠慮はいらない」「愛があるんだから」「お互いにわかりあっているんだから」と夫婦で居ることに甘えて、自分の言いたいことを100%相手にぶつけ、相手の感情にはお構いなし。
相手の意見や反論にも耳を貸さないという状態では話し合いになりません。
どんなに身近な相手であっても、双方がキチンと気持ちを伝えあうには、会話の駆け引きが必要です。
自分の言いたいことは7割程度におさえ、発言のタイミングを見極める。
また時には、時には自分の発言を控え、聞き役に回ることで、相手の主張を引き出すことも必要でしょう。
お互いに「相手が自分の話を聞いてくれない」と思っている限り、しっかりとした信頼関係を築くことはできません。
「夫婦だから、言いたいことを言い合える」というのは幻想です。
夫婦だからこそ、会話の駆け引きが必要なのです。