幸せの秘策2:距離感を大切に
「夫婦になったのだから二人は一心同体。隠し事は一切なし。どんな時も一緒にいるのよ」と思いこんでいると、夫婦関係が窒息してしまいます。夫婦であっても価値観や好みは異なってあたりまえ。
どちらかが無理をして相手に合わせても、その不自然な時間は長続きしません。
幸せな夫婦で居るためには、程よく距離感を保てるバランス感覚が必要です。
たとえば、体をぴったり密着させて抱き合っている夫婦には、お互いの表情は見えないですよね。でも少し離れて手をつないだ状態ならお互いの表情が見える・・・。それと同じで、程よい距離感を持った方がお互いのことがよく見える時もあるのです。
もちろん、いつも距離を置いてばかりでは寂しいですから、くっついたり、離れたりのバランスを上手にとることが必要です。たとえば、二人で一緒に楽しむ時間や分野がある一方で、夫婦それぞれが別々の場所や仲間と楽しむ機会を持ってはどうでしょう。自分の友人が「職場の同僚」や「子どものママ友達」などしかいない、という方は、まずは自分の交友関係を広げ、自分が「夫」「妻」以外になれるものを探すといいかもしれません。
夫婦は助けあうものではありますが依存しあうものではありません。夫婦間でもプライバシーの尊重は必要です。夫、妻それぞれ一人ひとりが自立していながら、良い関係が保てるような立ち位置を工夫しましょう。別々の時間を持つことで、パートナーの新たな魅力に気づいたり、パートナーの大切さを実感したりすることもあるはずですよ。