この辺が婚活時代以前の時期とは違うところなのかもしれません。かつては結婚というゴールに向かって、ターゲットを定め、戦略を練り、状況を詰めていくのは男性が主体でした。しかし、今や男性主導で結婚というゴールに至る例が減り、女性のリードがゴールインへの主な原動力となっています。
ですから、例えば「脇が甘い人」というのは「女性の付け入る隙がある人」ということを意味します。まじめすぎる人、完璧で隙がない人にはなかなか女性からのアプローチがかけられませんから、自然と現代では売れ残ってしまう。逆に女性からアプローチしやすいのは、声を掛けたり手を出したりしやすい「隙がある人」ということになります。
また、「間口が広い人」というのは、違う言い方をすると「柔軟性のある人」とも言えると思います。
「女性誘導の流れを作ることが結婚への近道」 |
「付き合うなら○歳以下」
「髪は肩下ぐらいのロング」
「××ができる女性でなくてはダメ」
「プロポーズは男性からするべきもの」
「年収○万を超えないと結婚できない」
など、個人的な拘りや固定概念を持つ人は、当然縁遠くなります。極端な言い方をすれば「何も考えてない人」といえるぐらいに間口が広い方が、状況にすんなり順応できて、結果として結婚にいたっている例が多いようです。
ガイド 二松:
確かに女性からの仕掛けや誘導が重要な位置を占める現代の婚活においては、「女性が“狩り”をしやすい男性が結婚にいたる=婚活勝ち組になる」、という構図があるのですね。最後の「流される勇気がある人」というのも同じでしょうか。
白河氏:
はい。自分のライフプランが確固としてあって、それにこだわっている方は、女性からのアプローチや、女性の描く結婚&将来の生活プランに沿っていくことを拒否しがちです。ところが、この女性の描く未来に身をゆだねる勇気がある人は、そのまま女性の誘導で結婚までたどり着いているわけです。
あと、年収はもちろん結婚と深い関係があります。さまざまな調査を見ても、年収が一定額以下の人は結婚していない割合が高くなります。この原因としては、相手の女性から(経済面の不安があって)選ばれない、というのと男性自身の方が「これでは結婚できない」という意識を持ってしまうという2つの面があると思います。
ガイド 二松:
なるほど。では同じく「婚活勝ち組」の女性にはどんな特徴があるのでしょうか?
白河氏:
ひとつは「狩り」ができる女性。これは本にも書きましたように男性からのアクションを待たず、自分から積極的にターゲットを定め、結婚というゴールまで詰めを進めることが出来る人、という意味です。あとは別格ですが、努力の有無と関係なく、「運がいい女性」というのもあります・・・(笑)。
ガイド 二松:
なるほど。勝ち組は「自ら計画性を持って行動できる女性」なのですね。
白河氏:
そうですね。これは結婚に限らないことかもしれませんが、やはりプランニングがきちんとできる人が全てを手に入れていると感じますね。