「お正月を上級コミュニケーション術で切り抜けましょう!」 |
ただでさえ気を使う舅夫婦に加え、夫の兄弟やその家族などとの親戚づきあいもいろいろ発生するこの時期の帰省。
遠慮のない質問や歯に衣着せぬ発言などさまざまな“口撃”にストレスを感じ、毎年、帰省うつになっている主婦の方もいらっしゃるかもしれません。
今年こそは、一枚上手の予防ワザ&切り返しテクでセクハラ・パワハラまがいの発言をひらりとかわしてみませんか。今回はそんな上級妻のコミュニケーションテクニックを伝授いたしましょう。
コミュニケーションテクその1:事前の準備で先制攻撃をかわすべし
帰省時の口撃への対応策は、帰省前の荷造りから始まっています。受けた口撃への対応策も大切ですが、贈り物を上手に使うことで、口撃そのものを減らすこともできます。舅夫婦はもちろん、顔を合わせると予想できる親戚の分だけ、手土産はきっちり用意しておきましょう。「清楚なエプロンは、帰省の必須アイテム」 |
一番無難なのはやはり食べれば消えてしまう食品系。日用品など、後々まで残るものは、趣味や好きなブランドがわかっている場合以外は避けた方が良いでしょう。
趣味が合わなかった場合、あとあとまで「あの人、こんなの持ってきたのよ」と批判・中傷の材料になる可能性があります。食品の中では、舅夫婦のような年配層には、「虎屋」のように誰もが知っている高級ブランドが狙い目です。
また年配の方の場合、年末年始が終われば夫婦二人だけに戻り、なかなかもらった品物を食べきれないこともありますから、賞味期限が長めのものを選ぶのが気配り上手でしょう。かといってお茶や海苔などは「お香典返し」をイメージする方も多く、注意が必要です。
同年輩に近い夫の兄弟関係の家族には、同じ食品でも、もうちょっとひねったアイテムも大丈夫です。ただその際も、「わかりやすさ」は重要。例えばチョコレートにしても「ジャン=ポール・エヴァンのトリュフよ~」と渡しても、相手にそれが1個300円以上もする高級なショコラだとわかってもらえなければ意味がありません。
「小さい箱!ケチったわね」と思われ、カカオが効いた深みのある味を「何これ?甘くないじゃない」と思われてはお土産に投資した価値はゼロになってしまいます。
ブランド名はその意味を知る人にとってしか意味のない記号。チョコなら「ゴディバ」「デメル」など、わかりやすい高級ブランドを押さえておくこともひとつのテクニックです。
また、この時期ならではの必須グッズがお年玉。新券の1,000円札、5000円札、1万円札とポチ袋を予備も含めて持っていきましょう。
金額についてはそれぞれの家庭や親族の習慣や相場があるでしょうから、去年もらった額や相手を思い出しながら準備をすすめ、渡す相手の子供の名前だけでなく自分の名前もきちんと書いておきましょう。
特に親戚の数が多い場合、あとから「誰からもらったのかしら」と必ずチェックされますから、忘れずに。ポチ袋もディズニー柄や、ファンタジー柄など数種類あると、子どもも喜びます。
あとはもちろん、嫁の必須アイテム、エプロンは必須持参品目です。実際に使う、使わないに関わらず、「良い嫁」を簡単にアピールできるスグレモノですから、ぜひ忘れずに!