様々な調査から見る、携帯電話盗み見の実態
やや古いデータになりますが、「All about Life」“My Opinion”2004年の調査で「パートナーの携帯電話の着信履歴を盗み見したことがある」という経験について調べたものがあります。「パートナーの携帯電話を見たことがあるのは女性の方が多い」 |
結果は上記の問いに対して「YES」が40.5%、「NO」が59.5%。
この結果を見て、みなさんはどう思われますか?回答者はオールアバウトの読者ですから、おそらく20-40代が中心。10代の若者ならいざ知らず、常識をわきまえ、社会的責任を自覚し、分別ある立派な大人のはずのこの年代でこの高率・・・!
回答者数の母数が明らかにはされていないので軽率には語れませんが、私はこんなに「YES」が多いのかと驚きました。
ネット上に公開されているリサーチ結果をいろいろ見てみると、同じような携帯電話の盗み見に関する調査は、あちこちで行われています。
たとえば2007年5月にMMD研究所がおこなった「携帯セキュリティに関する実態調査」では10代から50代までの約4100人からの回答が集まりました。
それによると「他人の携帯電話内の情報を無断で見たことがあるか」という問いには、男性の18.3%、女性の30.0%が「見たことがある」と回答。
どうも女性の方が、携帯をチェックする機会が多いようです。見た内容は、「メール受信内容」が74.5%、「メール送信内容」が54.9%、「電話帳」が43.1%、「発着信履歴」が39.3%、「画像・動画」が33.6%となっています。
漠然と「どんな連絡先が登録してあるのか、電話帳をチェック」というよりも、具体的に、怪しい行動や浮気の証拠探しなどの目的を持って、特定のメールを開き、受信内容を読んでいる様子が伺えます。無断で見た相手は、「お付き合いしていた、もしくは現在している人」が55.8%で最多。次いで「知人/友人」が19.8%になっています。
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