誰でも持っている恋愛力
「52歳の現職大統領が、離婚後すぐのバカンスに恋人を同伴し、手つなぎ&水着で2ショット写真を撮られる」なんていう事態は、日本ではたとえ、太陽が西から昇るようなことがあっても、ありえないこと。「恋は人を美しくします」 |
例えば元首相の小泉氏が、恋人と水着で手つなぎ写真、なんて考えられないですね。フランスでは過去にもミッテラン大統領がエリゼ宮に愛人とその子どもを住まわせていたように、プライベートはプライベートと切り離して考えるお国柄。大統領の恋愛は話題にはなるものの、それをもって「大統領として不適格」とはしないことが日本と大きく違う点です。
人間は恋する生き物ですから、大統領だって、50歳を過ぎたって、人を愛する心があれば、恋愛はできます。誰の心の中にも「恋愛力」はひそんでいるのです。ただ多くの場合、人は年齢や肩書きを言い訳にして、その恋愛力にふたをしてしまうのではないでしょうか。
もちろん、恋愛は楽しいことばかりではありません。相手を傷つけたり、自分が傷ついたりといった葛藤や、人間関係の混乱はつきもの。また、相手の心をつなぎとめるためには努力や知恵、かけひきが必要で、それにはたくさんのパワーを使います。
恋愛力キング、サルコジ氏を見ても、山あり谷ありの人生。しかしピラミッドを背景に、自分より背の高い新恋人と堂々と2ショット撮影に応じるサルコジ氏に、「失敗したって、傷ついたって、自分の心に素直に生きているんだからOK! 恋愛力は人生を豊かにするんだ!」というようなメッセージを感じたのは私だけではないはずです。
恋はアンチエイジングへの特効薬でもありますから、恋愛力を高めることで平板な毎日も、自分自身もきっとキラキラと輝いてきます。バレンタインももうすぐ。あなたも、恋愛力のふたを開けて、一歩踏み出してみませんか?新しい出会いはもちろん、身の回りにいる、忘れがちな大切な人に、もう一度恋ができるはずですよ!