サルコジ夫婦最大の危機
いかに恋愛力の高いサルコジ氏とはいえ、政治家として順調に活躍の場を広げていくなかで、生活は徐々に多忙に。その一方で、夫婦の間には少しずつ亀裂が入り始めたようです。「サルコジ氏は駆け落ちしようとする妻を、公用車で追いかけました」 |
「ある男性に合い、恋に落ち、立ち去った」
と後にフランスの地方紙に語ったセシリアさん。彼女は2005年5月にサルコジ氏の支持者であったPR会社の社長とニューヨークへ駆け落ちをし、弁護士にサルコジ氏との離婚を依頼しました。
当時、経済・財政・産業相だったサルコジ氏は、立ち去ろうとするセシリアさんを、サイレンを鳴らした公用車で空港まで追いかけたというから、その恋愛至上主義もただものではありません。
もちろん、ニューヨークに行ってしまったセシリアさんには、毎日のようにメールやプレゼントを贈り、愛情を示し続けたといいます。
このセシリアさんの駆け落ち騒動は、当然フランス国内で大きな話題となり、当時のド・ビルパン首相からは、「妻を魅了できないで有権者を魅了できるのか」と皮肉られたというエピソードが残っています。
しかし、その一方で恋愛力の高いサルコジ氏が、傷心のまま1人で寂しく過ごしているわけもなく、この間にフィガロ紙の女性記者との浮気があったという報道もありますから、さすが・・・。
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